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最終更新日: 2022.03.01 (公開: 2022.03.01)

セキュリティエンジニアとは?仕事内容や将来性、年収、必要スキルまで詳しく紹介!

セキュリティエンジニアとは?仕事内容や将来性、年収、必要スキルまで詳しく紹介!
  • セキュリティエンジニアに興味があるけど、具体的にどんな仕事なんだろう?
  • セキュリティエンジニアになるために必要なスキルを知りたい
  • セキュリティエンジニアに将来性はある?

このような悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。

セキュリティエンジニアは、サーバーに関する業務や情報セキュリティに特化したエンジニアのことです。近年はサイバー攻撃に対抗するために、高度な情報セキュリティ技術が求められており、今後も多くの分野で活躍が見込まれる職種です。

この記事では、セキュリティエンジニアの仕事内容や将来性、必要なスキルについて詳しく解説します。

この記事を読めば、セキュリティエンジニアについて理解でき、セキュリティエンジニアを目指すための行動ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

セキュリティエンジニアとは?

セキュリティエンジニアとは?

セキュリティエンジニアとは、サーバーに関する業務や情報セキュリティなどに特化したエンジニアのことを指します。

セキュリティエンジニアの役割は、主にITインフラの中でサーバーの構築や運用・保守を専門としています。また、セキュリティに配慮したシステム設計や運用、未然にサイバー攻撃を防ぐための調査や対策などを行います。

ITシステムは1990年頃から発達しはじめ、目まぐるしく進化を遂げて現在では業務上必要不可欠なものになりました。それに伴い、企業の機密情報を取り扱うケースも増えています。しかし、不正アクセスなどによって情報漏えいの被害に遭うと、企業にとっては死活問題です。

ITシステムが発達して便利になった反面、サイバー攻撃も進化して危険性も増しています。そのためセキュリティの強化が企業の大きな課題となっており、それを解決するのがセキュリティエンジニアの役割です。

セキュリティエンジニアの需要・将来性は?

セキュリティエンジニアの需要・将来性は?

セキュリティエンジニアに限らず、ITエンジニアの将来性は高いです。今後、日本全体でITエンジニアの人口は徐々に減少すると言われており、急激なIT需要に対してエンジニアの供給が追いつかない状況です。ITエンジニアの需要はさらに高まることが予想されています。

社会が高度にIT化する中、サイバー攻撃も更に激しさを増して増加し続けるでしょう。現在、多くのインフラにもIT技術が使用されています。企業情報の保護以外に、国全体の安全管理の面でもセキュリティエンジニアの人口と技術が必要とされています。

政府関係機関や各省庁でも、セキュリティ対策の強化やセキュリティエンジニアの育成に施策を打ち出しています。このことからもセキュリティ対策が国からも非常に重要視され、高度な技術を持ったセキュリティエンジニアが、全国から求められていることがわかります。

今後もセキュリティ関連の仕事が減少することはまずないので、セキュリティエンジニアの将来性は非常に高いといえます。

セキュリティエンジニアの主な仕事内容

セキュリティエンジニアの主な仕事内容

セキュリティエンジニアは、非常に将来性の高い職業です。セキュリティエンジニアの仕事内容は多岐にわたりますが、具体的にどのようなことをするのでしょうか。ここでは、セキュリティエンジニアの主な仕事内容について解説します。

1,企画・提案

セキュリティエンジニアの仕事の一つは、クライアントのITシステムについて把握し、必要なセキュリティの企画・提案を行うことです。セキュリティエンジニアは「セキュリティコンサルタント」と呼ばれることもあります。

個人情報保護法の施行後は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)やプライバシーマーク取得を目指す企業が増えました。取得のための支援もセキュリティエンジニアの業務の一つです。

企画・提案時にはクライアントの組織体系や技術面における、弱点を正しく把握する必要があります。そのため現場のスタッフと連携し、適切なコミュニケーションを取ります。

2,設計

セキュリティエンジニアは、セキュリティに配慮したシステムの設計を行います。セキュリティの脆弱性(ぜいじゃくせい)はさまざまな場面で問題となります。そのためサーバーだけでなく、ネットワークや各機器、運用・管理形態まで理解したうえでセキュリティを考慮した設計を行う必要があるのです。

また、近年はインフラ環境をオンプレミスからクラウドへ移行する企業が増えています。クラウド環境の設計・構築や、データ管理などに精通するエンジニアのニーズが高まっている傾向があります。

セキュリティ対策は万一のことに備える必要があるため、さまざまなことを考慮しながら設計します。幅広い知識が求められるため、まずはシステム設計について十分に理解し、深い知識を得ておく必要があります。

3,実装

セキュリティを考慮したシステムの実装を行うのも、セキュリティエンジニアの仕事の一つです。サーバーやネットワーク機器の設定など、設計と同様にインフラ全般の幅広い知識が求められます。

近年はインフラの設定を手動のプロセスではなく、コードを使用して管理やプロビジョニングを行うIaC(Infrastructure as Code)という考え方も広がってきています。そのためプログラミングの知識があると役立つでしょう。

さらに、セキュアプログラミングやセキュリティアーキテクチャといった、セキュリティに関する専門的な知識も求められます。幅広い知識や技術の中から、適切な実装方法を判断することもセキュリティエンジニアの仕事です。

4,テスト

セキュリティエンジニアは、システムの脆弱性を発見するためテストや、脆弱性への対策も行います。

特にセキュリティ検査を入念に行います。セキュリティ検査は、脆弱性診断や脆弱性検査とも呼ばれます。

セキュリティ検査で、潜在的な脆弱性を発見することが目的です。擬似攻撃を行ったり、ソースコードのチェックをしたりします。繰り返しテストを行い、発見した脆弱性に対して対策を行うことを繰り返します。そうすることで運用開始後に想定される攻撃や障害に備え、強固なセキュリティ環境を作り上げるのです。

5,保守・運用

セキュリティシステムの導入後に、運用・保守業務を行うのもセキュリティエンジニアの仕事です。主にシステム障害やサイバー攻撃などからシステムを守り、システムの安定稼働を目指して運用を行います。

万が一、障害やトラブルが発生した場合はスピーディーに対応してできる限り影響を抑えます。早期に解決するにはできるだけ早く問題を検知する必要があるため、システムの監視も重要な業務です。

また、最新の情報を常に収集し、システムのアップデートやパフォーマンスチェックなどのメンテナンスも定期的に行います。

セキュリティエンジニアの年収は約597万円

セキュリティエンジニアの年収は約597万円

需要の高いセキュリティエンジニアは、他の職種と比べて年収も高い傾向にあります。正社員として働くセキュリティエンジニアの平均年収は、約597万円です。月給換算すると50万円、初任給は22万円程度となっています。日本の平均年収と比較すると高いことがわかりますね。

派遣社員の平均時給は2,493円です。一般的な事務職などと比較すると高い傾向にあるといえます。セキュリティエンジニアとしての専門スキルを持つ人材の市場価値の高さがわかります。

しかし、セキュリティエンジニアは保有スキルや技術レベルによって、年収が大きく変化します。ごく初級のスキルしか持たないうちは、300万円程度の求人が多いようです。一方で資格やスキル、実務経験が増えれば年収も大きく上がります。セキュリティエンジニアはスキルや経験をしっかり積み上げていくことで、高収入を目指せる職業です。

参照元:求人ボックス

セキュリティエンジニアに必要なスキル

セキュリティエンジニアに必要なスキル

セキュリティエンジニアには具体的にどのようなスキルが必要なのでしょうか。ここでは、セキュリティエンジニアに必要なスキルについて詳しく解説します。

1,プログラミングスキル

セキュリティエンジニアには、プログラムの脆弱性をカバーするセキュアプログラミングのスキルが求められます。セキュアプログラミングは専用のプログラミング言語が存在するのではなく、各種アプリケーションを構築するそれぞれのプログラミング言語によって対処を行う必要があります。

近年は標的型攻撃やフィッシングなど詐欺的な攻撃が広がっており、問題を発見してからの対応に目がいきがちです。しかし、これらの被害にあっても、OSやアプリケーションに脆弱性がなければ、被害を最小限に止められます。

具体的にはITシステムの開発工程に携わり、システム実装段階での情報セキュリティを担当します。そのため、担当するシステムの使用言語に合わせたスキルを習得すると良いでしょう。一般的に機密性が重要視されるサーバーサイド言語が多くなります。

2,ITに関する幅広い知識

セキュリティエンジニアにはプログラミングスキルだけでなく、ITに関する幅広い知識も必要です。主に、以下のようなITシステムの制作行程での情報セキュリティ業務を担当します。

  • 企画・提案
  • 設計
  • 実装
  • テスト
  • 運用保守

具体的にはこれらの行程に関するサーバーやOS・ミドルウェアなどのITインフラ全般、IT関連の法令などの知識が求められます。携わる業務が多岐にわたるため、求められる知識が幅広いことが特徴です。

3,コミュニケーションスキル

セキュリティエンジニアには、コミュニケーションスキルも必要です。エンジニアは一人で黙々と仕事をするようなイメージを持たれるかもしれません。しかし、実際のセキュリティエンジニアの業務はクライアントと打ち合わせをすることが多いです。

クライアントのITシステムの状況をしっかりとヒアリングして把握し、最適なセキュリティ環境の企画や提案を行います。そのため、コミュニケーションスキルは必須となるのです。クライアントからの信用を得るためにも、丁寧なコミュニケーションを意識しましょう。

実際にシステムの開発・構築も、チームで行うことがほとんどです。メンバーに指示を出したり進捗状況を共有したりすることは、円滑に業務を進めるためには重要な要素です。

4,論理的思考力

セキュリティエンジニアには、論理的思考力も必要とされます。セキュリティエンジニアに限らず、エンジニアはシステム設計や開発工程を担います。その中で、システム間の複雑な関係や構造を理解し、効率的なフローを構築する必要があります。そのためには物事を論理的に考える力が求められるのです。

また、クライアントにシステムの提案をするときにも、論理的な説明ができれば説得力を持たせられます。相手も理解しやすくなり、スムーズに提案が進むでしょう。日頃から論理的に考えることを意識すると良いですね。

5,柔軟な発想力

セキュリティエンジニアには、柔軟な発想力が必要です。サイバー攻撃は年々手口が巧妙化・複雑化してきています。セキュリティエンジニアはこれらの攻撃からITシステムや機密情報を守らなければなりません。

そのためには従来の型だけにとらわれずあらゆる攻撃のケースを想定し、対策方法を模索する必要があります。常識にとらわれず柔軟に物事を考える姿勢が大切です。

6,モラル

セキュリティエンジニアは企業の機密情報に関わります。個人情報保護や法令順守などのルールを守るためには、セキュリティエンジニア個人の基本的なモラル意識が必要です。

セキュリティエンジニアは、その知識やスキルの使い方を間違えればシステムの改ざんなど非道徳的な行為にもつながってしまいます。企業のためになるセキュリティシステムの構築を提供し、守秘義務を徹底するなど高いモラルが必要です。

セキュリティエンジニアに向いてる人

セキュリティエンジニアに向いてる人

セキュリティエンジニアに向いてる人は、専門的な知識を身に付け、さらにキャリアアップしていきたいと考えている人です。

セキュリティエンジニアには、セキュリティに関する専門的な深い知識が求められます。セキュリティ分野の知識を探求していきたいという意欲があり、新しい情報も積極的にキャッチアップしていける人は向いているでしょう。さらに深い知識や経験を活かせば、キャリアアップにもつながります。

またセキュリティエンジニアの業務領域には機密情報なども含まれるため、非常に責任のあるポジションです。高いモラルとクライアントからの信頼を得られる誠実な人間性を持っていることも、セキュリティエンジニアには重要な要素です。

セキュリティエンジニアのキャリアパスは豊富

セキュリティエンジニアのキャリアパスは豊富

セキュリティエンジニアのキャリアパスは豊富です。セキュリティエンジニアとしてキャリアを積めば、以下のような仕事に就くことが可能になります。

  • セキュリティアナリスト

セキュリティの高度な知識や技術を使い、サイバー攻撃を受けたときの攻撃手法の分析やトラブル対応をする情報セキュリティの専門家です。

  • セキュリティコンサルタント

クライアントのIT環境を把握し、それを踏まえてセキュリティレベルの向上と維持を実現するための提案を行う職業です。

  • ホワイトハッカー

高度な技術や知識を使ってセキュリティ対策を施したり、悪意を持つハッカーからの攻撃を防いだりする活動を行うエンジニアです。

セキュリティエンジニアとして働く場合、はじめは保守・運用業務が多いです。それから徐々にスキルや経験を積んで、キャリアアップしていくことが可能になります。

未経験からセキュリティエンジニアを目指す方法を解説!

未経験からセキュリティエンジニアを目指す方法を解説!

セキュリティエンジニアの将来性や必要なスキルについて紹介してきました。では、未経験の場合どうやってセキュリティエンジニアを目指せばいいのでしょうか。ここでは、セキュリティエンジニアを目指す方法について解説します。

1,必要な知識やスキルを習得する

まずは、セキュリティエンジニアに必要とされるプログラミング言語を習得しましょう。プログラミング言語を学ぶには、オンラインの学習サービスや書籍を使うのがおすすめです。

書籍はたくさん出版されていますが、まずはタイトルに「入門編」や「基礎」とあるものを選びましょう。初心者でも理解しやすい内容となっています。

オンライン学習サービスには、ゲーム感覚で実際にプログラミングを体験できる「Progate(プロゲート)」や、3分間の動画で学べる「ドットインストール」などがあります。

無料で体験できるものもたくさんあるので、試してみてください。プログラミング学習はまず実際に学んでみて、自分に合うかを確認してみましょう。

2,資格を取得して意欲や熱意をアピールする

セキュリティエンジニアとしての実務経験がない場合、資格取得を目指して自己研鑽に励みましょう。ただ資格を取ればいいわけではありませんが、資格を取ることで転職活動において意欲や熱意をアピールできます。初心者の方には以下のような資格がおすすめです。

  • シスコ技術者認定(CCENT)

シスコ社が行うセキュリティ分野の資格です。上位資格を受験するには、下位資格の取得が必要です。そのため、まずはエントリーであるCCENTの取得を目指しましょう。セキュリティスペシャリストの証明となります。

  • CompTIA Security+

CompTIA Securityが行う世界的に実施されている認定資格です。セキュリティの大原則となるセキュアなネットワークの維持をはじめ、リスク管理・コンプライアンス・暗号化などさまざまな分野から出題されます。

  • ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)

NISM推進協議会が行うセキュリティの専門家の育成を目的とした資格です。不正アクセスなどの攻撃や危険性に対処する技術者を認定します。5つの試験からなり、2〜3日の講習を受講した上で試験に合格すれば取得できます。

3,プログラミングスクールに通う

セキュリティエンジニアに必要なスキルは独学でも身につけられますが、未経験の方は一人で学習を続けるのが難しく、挫折する方も多いです。

自分一人で続けるの困難ならプログラミングスクールの受講も検討してみてください。プログラミングスクールでは、学習に必要なカリキュラムがしっかり組まれており、疑問点は講師に質問できることがメリットです。一人で悩むことがなくなるので、挫折しにくくなるでしょう。

プログラミングスクールにはさまざまなコースが用意されており、忙しい方でも空いた時間を利用して学習できます。中には無料で通えるスクールもあるので、無料体験などに参加して自分に合ったスクールを選びましょう。

以下の記事でおすすめのプログラミングスクールを紹介しているので、参考にしてみてください。

【徹底比較】おすすめのプログラミングスクール18選!失敗しない選び方も徹底解説

4,SEやインフラエンジニアからキャリアを積んで目指す

セキュリティエンジニアには幅広い知識や経験が求められます。そのため未経験から応募できるセキュリティエンジニアの求人は少ないのが現状です。

まずはSEやインフラエンジニアとしてキャリアを積み、知識やスキルを身につけてからセキュリティエンジニアを目指すのも一つの手段です。

設計構築やインフラ環境に携わる業務は、セキュリティエンジニアでも必ず発生します。SEやインフラエンジニアとしてスキルを磨いておけば、セキュリティエンジニアへステップアップしたあとも、幅広く活躍できるでしょう。

5,正社員にこだわらず派遣社員も視野に入れる

セキュリティエンジニアに限らず、ITエンジニアは実務経験を重視されることが多いです。正社員としての転職が難しければ、派遣社員から始めて実務経験を積むことも視野に入れましょう。

最近では、エンジニアの求人に特化した派遣会社もたくさんあるので、このようなサービスを利用するのもおすすめです。派遣エンジニアのメリットとして、プロジェクトごとにさまざまな環境で経験が積めることがあげられます。実際に現場で幅広い経験を積めば、その後のキャリアアップもしやすくなります。

将来性の高いセキュリティエンジニアを目指そう!

将来性の高いセキュリティエンジニアを目指そう!

ネットワーク上に潜むあらゆるリスクからITシステムを守るセキュリティエンジニアは、あらゆる分野でなくてはならない職業です。セキュリティエンジニアを求める企業は大変多く、その業界は多岐にわたります。今後もさらに需要が高まることが予想されています。

セキュリティエンジニアは需要や将来性のある職業なので、少しでも興味があれば学習を始めてみましょう。プログラミングスキルを身につけるには独学で学習したり、プログラミングスクールに通うこともおすすめです。中には無料体験できるスクールありますよ。自分にあった学習方法を見つけて、将来性の高いセキュリティエンジニアを目指してみてくださいね。

著者紹介

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