プログラミングをスクールで学ぶべきか悩んでいる方もいると思います。そこで、スクールに通うメリットや独学とどちらを選択するべきかなどを解説します。
これからプログラミングを勉強して、「システムやサービスの開発に関わりたい」と考えている方もいらっしゃるかと思います。プログラミングを学ぶためには、独学やスクールに通うといった方法がありますが、この記事ではどうやってプログラミングを学べば良いのか、どこで学べば良いのかを詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
プログラミングの勉強を始める前に、まず考えておかなければいけないのは「プログラミングを学んでどのように生かしたいのか」という目標(勉強のゴール)を明確にすることです。
ここでは、目標設定するために必要となってくる情報について解説します。
プログラミングを始める前に、プログラミングを学んで何を作りたいかという目標から決めましょう。目標が決まっていないと何から始めれば良いのかわからないためです。
具体的なゴールを決めることで、目標を達成するためにするべきことが明確になります。また、自分が「今達成までのどの段階にいるのか」がわかりやすくなるため、モチベーションを保ちやすくなります。目標を決めたら次はそれに沿って学ぶ言語を決めていきましょう。
プログラミングには言語が数多くあるため、どれから始めれば良いかわからないという方もいます。プログラミング言語ごとにできること、向いている業務が異なります。ここからは初心者にも扱いやすい言語を比較していきます。
AndroidやiPhone向けアプリの作成に携わりたい方は、「Swift」や「Python」、「Java」などのプログラミング言語がおすすめです。
アプリ開発言語といっても選択肢がいくつかあるため、まずは大きなゴールとして「アプリを開発する」というゴールを決め、そこからさらにそれぞれ言語でどのようなアプリが開発されているのかを調べてみましょう。絞り込んでも「どの言語が良いかわからない」場合は、学習のしやすさで選ぶと挫折しにくくなります。
ここでいう「システム」とは企業が自社向け、あるいは顧客向けに開発する、業務を効率化するためのシステムのことです。システム開発に向いている言語には、「Java」、「C」、「C++」、「C#」、「Python」などがあります。
プログラミングを勉強するゴールとして「IT技術者になりたい」という目標がある方は、アプリ開発もシステム開発も可能な言語を選びましょう。「アプリ向け」と「システム開発向け」で迷われている方は、人材ニーズが高まっている「Python」や「Swift」がおすすめです。どちらも学習しやすい言語なので、「学びやすいか」「自分に合っているか」を確認してみてください。
プログラミングを学ぶにあたって「プログラミングを学ぶことが将来の収入につながるのか」どうかは大切です。プログラミングを生かした仕事に就きたい方は、「人材ニーズが高いプログラミング言語」を学び「企業から選ばれやすい技術者」になる必要があります。
歴史が長いプログラミング言語の場合、知識も経験も豊富なベテラン技術者が数多くいるので、プログラミング言語を学んだだけの初心者が仕事を得るだけでも、非常に難しいものです。
なので「どの言語の技術者が不足しているか」を調べたうえで、「今後市場に求められる言語」を予め習得しておきましょう。
プログラミングを学習するときに、独学とスクールでは異なるメリットとデメリットがあります。ここでは、独学でプログラミングを学ぶことについてのメリットとデメリットを挙げながら説明します。
プログラミングを独学するメリットは、主に2点あります。
それぞれ詳しく説明します。
独学でプログラミングを学習する場合は、無料でわかりやすい教材を選ぶことでプログラミングを基礎から身につけることが可能です。
サイトや動画解説など、プログラミングが学べる教材はWeb上に豊富にあります。スクールで勉強しようすると数十万円の費用がかかってしまいますが、独学で勉強する場合、それよりもさらに費用を抑えることができます。
独学はスクール通学に比べて費用が安く済むため、資金に余裕のない学生や、就職する前の段階でプログラミングを身につけようと考えている方でも、リーズナブルに学ぶことができます。
独学だと自分のペースで学べるため、仕事や学校の状況に合わせて無理なく学習できます。早く知識を身につけたい方にとっては、より多くの時間を割いて学習を進めることができるため、独学の方が効率よくプログラミングの習得が可能です。
スクールに通う場合と比べて、自分の目標に必要な知識に焦点を当てて勉強できることもメリットです。
独学で学ぶ際にはデメリットもあるので、注意しましょう。
独学で勉強するとき、学んでいるうちにモチベーションが維持できなくなり挫折してしまう場合も考えられます。目標に向かって、最後まで一貫して勉強できれば良いですが、勉強する時間を確保できなかったり、理解できないところがあったりした場合、学習し続けることが難しくなる方もいます。
独学で学ぶ人は、一人で勉強のカリキュラムを組んだり、問題を解決したりしなければなりません。勉強を続けられなくなりそうになったとき、いかに自分で学習する環境を整えることができるかが、プログラミングの学習を続ける鍵となります。
独学でプログラミングを学ぶ方法は大きく分けて、以下の5種類があります。
それぞれ詳しく説明します。
サイトや動画は独学で学ぶ際に、無料でわかりやすい教材もあるため役に立ちます。自分に合ったサイトや動画を選ぶ目安は以下の通りです。
ポイント | 目安 |
---|---|
使いやすさ | プログラミングのコードを実際に書いて実行するために必要な環境は整っているか、面倒な設定は不要かというところをチェックする |
学びやすさ | 初心者でも理解しながら進めることができるか、わからない部分があったときにサポートしてくれるシステムがあるか、という部分を事前に調らべておく |
難易度 | 初心者にもわかりやすいかどうか、学習を一人で継続できるかどうかを見極める |
学べる範囲 | 無料でどこまで学べるのか、言語の種類は何種類まで学べるのかといった部分を比較する |
学習の深さ | 基礎から応用まで学ぶことができるか、しっかりアウトプットできる力が身につくかという部分を吟味する。 |
独学で学ぶ際には、さまざまな種類があるため、自分に合った動画やサイトを選ぶことが学習を継続する一番のポイントです。
書籍で学ぶ際に重要になってくるのは、本選びです。初心者が上級者向けの高度な書籍を選んでしまうと、疑問が増えてしまって学習が進みません。テキストと自分との相性もあるため、可能な範囲で複数のテキストで並行して学ぶ方法もあります。
初心者向けの書籍を選ぶ際は、店頭で内容を簡単に確認し、ざっと見た状態でも自分が理解できるかどうかで決めるのがおすすめです。
プログラミングを学べるアプリはスマートフォンがあれば、手軽に利用できるツールです。幅広い年代やスキルに応じたアプリがあるため、自分の勉強方法に合っているアプリを選びましょう。
インストールが無料のアプリの場合は、いったんインストールして1単元ほど試し、アプリとの相性を確認することをおすすめします。アプリ内の動画を見て本格的に学ぶものから、遊びながら気軽に学習していくものまでさまざまな学習方法があるので、「続けやすいか」で選ぶのも選択基準のひとつです。
プログラミングを学習する際にSNSを活用するのは効果的な方法のひとつです。同じようにプログラミングを勉強している仲間とつながってモチベーションを高め合うことで、挫折する可能性が下がるためです。
SNSでは多くの人がリアルタイムで情報を発信しているため、最新の有益な情報が見つかることもあります。独学で勉強していると一人で考え込んでしまうこともありますが、SNSでほかのユーザーに質問できる環境があるとすぐに問題が解決できる可能性もあります。
スクールで学ぶ最大のメリットは、わからないところをすぐに質問できることです。スクールの形式は主に「オンライン」と「対面」の2つがあります。地方に住んでいて都心のレベルの高い授業を受けることが難しい人には、オンラインがおすすめです。
スクールによってはマンツーマンで指導してもらえるところもあるため、オンラインでも対面と同じように学習できます。一定のコストはかかるものの、プログラミングを早く効率よく学習したい方には、スクールでの学習がおすすめです。
プログラミングを独学で学ぶときにおすすめの学習サイトとして、以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しく説明していきます。
「ドットインストール」は動画でプログラミングを学習するサイトです。すべての動画は3分以内と短いため、生活の中のスキマ時間を利用して気軽に学べます。パソコンだけでなくスマートフォンからの視聴も可能です。
ホームページの作り方といった簡単な内容から、言語の基礎レッスンまで幅広い分野が取り扱われているため、初心者でも段階を踏みながら学習できます。動画では、実践ですぐに使える知識を習得できることもメリットの一つです。プレミアム会員になると、わからないことを先生に質問できる仕組みとなっています。
「Progate」はイラスト中心のスライドで学ぶ学習方法を採用しています。実際にプログラムを組みながら学べるところも、初心者におすすめできる理由の一つです。
ブラウザ上ですぐにコードを書いて結果まで確認できるため、準備が全く必要ありません。無料プランでプログラミングの初歩を、有料プランで入門から基礎までを学ぶことができます。Progateはアプリ版もあるため、スキマ時間を活用してプログラミングを学びたい人にはおすすめです。
「CODEPREP」はプログラミングを書いて動かしながら学ぶことができる、実践型のプログラミング学習サービスです。チャットやカメラ機能などのプログラミングを実際に組み立て、動かすまでの一連の流れが書かれたブックが用意されているので、自分の好きなブックを選んで学ぶことができます。
「ディスカッションボード」と呼ばれる掲示板機能があり、わからない部分は質問しながら進められることもメリットの一つです。講義は大半が穴埋め形式なので、一人でプログラミングを書くことに抵抗がある初心者でも始めやすいサイトとなっています。
「Qiita」は、エンジニアに関する知識を記録し、共有するためのサービスです。良い記事は評価でき、気になる記事はストックできます。各記事にはブログのようなコメント機能や、編集リクエスト機能が存在しているため、記事の誤りを他者が訂正することも可能です。
このサイトは段階を追って学習を進めるのではなく、独学で勉強しているときにわからないことがあったら質問したり、わからないことについての記事を探して解決したりするためのさいとなので、初心者でも気軽に使用できるようになっています。
例えば初心者に関する情報が集まっているタグを検索すると、初心者でつまずきやすいポイントや、プログラミング用語の定義など、さまざまな情報がヒットします。一人で学んでいて行き詰まったときにサイトを使ってみると良いでしょう。
次にプログラミングを独学で学ぶときにおすすめの書籍として、以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しく説明します。
「プログラミングを学びたいと考えているけれど、一つの言語を一回ずつ学んでいくのが面倒」だと思っている方におすすめの1冊です。さまざまなプログラミング言語に共通する基本的な部分を中心に学習していくため、プログラミングの根幹の仕組みがしっかり理解でき、新しい言語を学び直すときも短時間で身につけることができます。
目標や取り扱うプログラミング言語を特に決めていないという方は、手始めに同書に触れてみることをおすすめします。
ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん
この本では、HTMLとCSSの基本を体系的に学ぶことができます。Webの解説サイトを読むだけでは身につくことのない知識が豊富に書かれているため、知識ゼロの状態から本を読み始めても理解できます。
同書には最新の情報に基づいて長く使えるスキルがまとめられているだけでなく、実際に一つのWebサイトを作りながら学べるため、初心者には取り組みやすいといえます。
HTMLとCSSで基礎から学ぶWebデザイン
プログラミングそのものの根本的な考え方を学ぶことができる本です。難解な数式や具体的なプログラミング言語を使用せずに、日本語でプログラミングの形式に落とし込んでいく方法をとっています。
初心者が実際にプログラミングに手をつける前に知っておくべき基本知識や考え方を、ゲームを製作する設定で詳しく教えてくれます。いきなり難しいプログラミング言語を学習することに抵抗がある方は同書で学ぶと良いでしょう。
世界が変わるプログラム入門
この本では、幅広い領域の知識と専門の知識を両立する「フルスタックエンジニア」を目指すための書籍です。掲載されている内容が幅広いため、それぞれの内容について学ぶだけでなく、自分にはどの分野の知識が不足しているのかの確認にも役立ちます。
開発現場の業務に関する解説だけでなく、実際に手を動かす実践部分もあることから、学習すると確実に力になる一冊です。文章の構造がまとまっていて読みやすいため、初心者でも読み進められる一冊です。
Webエンジニアの教科書
プログラミングの学習を始めるにあたっては「どの言語を学ぶのか」「何をしたいのか」を明確にすることが、学習を継続するために重要になります。ただし、IT技術は日進月歩で進むため、常に最新の技術動向に気を配り、知識や情報をキャッチアップしながら学ぶゴールを柔軟に変更することも必要です。
一度特定のプログラミング言語の学習を始めたからといって、その言語の学習にこだわるのではなく、「求められる技術を手にする」という大きな目標をもって学習できるようになれば、言語に頼らない「プログラミング」の知識を身につけられます。
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