JAVA

最終更新日: 2023.11.16 (公開: 2023.11.16)

Javaの資格にはどんなものがある?おすすめの資格と難易度、合格率について解説

Javaの資格にはどんなものがある?おすすめの資格と難易度、合格率について解説

プログラミング言語「Java」について、その資格の概要や種類、おすすめの勉強法について解説します。幅広い開発現場で活用される言語なので、ぜひ資格取得を目指してください。

「Java」はアプリケーションやWebサービス、IoTといったさまざまな開発現場で採用されているプログラミング言語です。「Java」のスキルを証明する資格も多数あります。本記事では「Java」の資格の概要や種類、おすすめの勉強法について解説します。

Javaの資格とは?おすすめの資格を種類ごとに解説

Javaの資格とは?おすすめの資格を種類ごとに解説

「Java」の資格は、主に以下の4つです。

  • Oracle認定Javaプログラマ
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • Android技術者認定試験
  • 基本情報技術者試験

ここからは、上記のJavaの資格について解説します。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマ

引用:Java SE 11 認定資格 | オラクル認定資格制度 | Oracle University

1つ目は「Oracle認定Javaプログラマ」です。

「Oracle認定Javaプログラマ」は、「Java」の開発元でもあるOracle社が公式に提供している資格で業界での認知度も高く、取得することで一定レベルの「Java」の技能と知識を持っていることが証明できる資格です。

「Oracle認定Javaプログラマ」では、「Bronze」「Silver」「Gold」とレベルが分けられています。このうち「Bronze」はJava学習初心者向けの資格となっており、仕事をするうえで評価されるのは「Silver」と「Gold」になります。

Java™プログラミング能力認定試験

Java™プログラミング能力認定試験

引用:試験概要【Java™プログラミング能力認定試験】

2つ目の「Java」に関連した資格は、「Java™プログラミング能力認定試験」です。

「Java™プログラミング能力認定試験」は、さまざまな能力技能試験をおこなっている株式会社サーティファイが提供している試験となります。単純な「Java」の知識だけではなく、現場での実務に近い問題が出題される実践的な試験です。

「Java™プログラミング能力認定試験」も「3級」「2級」「1級」とランク分けがされており、級が上がるにつれてより実践的な試験内容になっていきます。

Android™技術者認定試験

Android™技術者認定試験

引用:Android™技術者認定試験制度

3つ目の「Java」に関連した資格は、「Android技術者認定試験」です。

「Android技術者認定試験」は、一般社団法人IT職業能力支援機構が提供するAndroid向けのアプリケーション開発技術や知識を認定する資格です。Androidのアプリケーション開発にも「Java」が使用されているため、この資格を取得することで「Java」のスキルを証明できます。

ただし、「Android技術者認定試験」に合格するにはAndroid開発に関する幅広い知識も必要になるため、「Java」以外にAndroid開発にまつわる幅広い知識が必要です。スマートフォンアプリ開発をメインにおこなうエンジニア向けの資格になります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験

引用:独立行政法人 情報処理推進機構 基本情報技術者試験 試験情報

4つ目の「Java」に関連した資格は、「基本情報技術者試験」です。

「基本情報技術者試験」は経済産業省が認定している国家資格です。プログラミングからネットワーク、データベースに至るまで、ITに関する幅広い知識が問われます。この資格の試験の選択問題として「Java」が出題される仕組みです。

専門的な「Java」の資格ではありませんが、取得することで「Java」を含めたIT業界で必要な知識を持っていることを証明できます。

Javaの資格の合格率や難易度を紹介

Javaの資格の合格率や難易度を紹介

Javaの資格の合格率や難易度は、その資格や資格の中の階級などでさまざまです。

  • Oracle認定Javaプログラマの難易度と合格率
  • Javaプログラミング能力認定始点の難易度と合格率
  • Android技術者認定試験の難易度と合格率
  • 基本情報技術者試験の難易度と合格率

ここからは、上記の資格試験の合格率と難易度について解説します。

Oracle認定Javaプログラマの難易度と合格率

「Oracle認定Javaプログラマ」は、「Bronze」「Silver」「Gold」という三段階のレベルに分けられています。それぞれ入門者向け、開発初級者向け、開発中上級社向けの難易度となっており、自分のレベルに合ったレベルでの受験が可能です。

「Bronze」はプログラミング初心者でも独学で合格を目指せる難易度で、合格ラインは正答率60%です。「Silver」と「Gold」の合格ラインはどちらも63%となっています。「Silver」「Gold」ともに80問出題されるため、51問以上正解することが合格の条件です。

「Silver」の試験では、Javaの基本的な構文に加えて、具体的なオブジェクト指向プログラミングの理解度が問われます。さらに「Gold」では、「Silver」より深い内容である仕様定義から、具体的なコードの実装に至るまでの幅広いテーマへの理解が必要です。

Javaプログラミング能力認定試験の難易度と合格率

「Javaプログラミング能力認定試験」も、「3級」「2級」「1級」と3段階のレベルに分けられています。3級は簡単な「Java」プログラムの作成ができる程度の知識が問われ、2級になるとオブジェクト指向への理解が必要です。

試験内容は2級まで筆記試験で、1級は実技試験も追加されます。1級の実技試験ではオブジェクト指向に基づく分析・設計の能力が問われ、提示された変更・追加点を反映した仕様書を作成するのです。合格率は2019年度実績では、全体で64.7%となっています。

Android技術者認定試験の難易度と合格率

「Android技術者認定試験」は、「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」という2種類があります。「アプリケーション技術者認定試験」には「ベーシック」と「プロフェッショナル」があり「プラットフォーム技術者認定試験」は「ベーシック」のみです。

難易度としては経済産業省が認定するITスキル標準において、Android技術者認定試験の「ベーシック」がレベル2となっています。これは、「Oracle認定Javaプログラマ」で最も難しいGoldに匹敵するレベルであるため、難易度は高めです。

なお、過去には公開されていましたが、現在は受験者数、合格率などのデータは公式では公開されていません。

基本情報技術者試験の難易度と合格率

ITエンジニアの登竜門とも呼ばれる基本情報技術者試験の難易度は経済産業省が認定するITスキル標準においてレベル2となっています。

システム開発だけでなくマネジメント関係も出題されるほど幅広いIT知識が問われる試験のため、受験の際には過去問題を大量に解く、といった対策が必要です。

2022年11月の試験の合格率は、34.8%でした。

Javaの資格を取得すべき理由とは?

Javaの資格を取得すべき理由とは?

「Java」の資格を取得するべき理由は、主に以下の3つです。

  • Javaのスキルアップにつながる
  • 企業による資格手当が受けられる
  • 就職や転職時に有利

ここからは、上記3つの理由について解説します。

Javaのスキルアップにつながる

「Javaのスキルアップにつながる」ことは、「Java」の資格を取得するべき理由の1つです。「Java」の実務経験だけを持っていても、業務で携わらない部分の知識を身につけることはなかなか難しいでしょう。

しかし、「Java」の資格を取得することを目標にすることで、ふだんの実務などでは触れないような部分も網羅的に学習することになります。

また、実際に合格することによって、さらなる自信を持つことにもつながります。

企業による資格手当が受けられる

「企業による資格手当が受けられる」ことは、「Java」の資格を取得するべき理由の1つです。企業によっては資格を取得する際の受験費用を負担してもらえたり、資格を持っていることで月々の給料に資格手当が付与されたりします。

スキルアップにつながるうえ、合格すれば手当を受け取れるのであれば、無理なくキャリアアップを目指せます。ハローワークや転職サイトの求人票に資格手当の有無について記載されていることもあるため、転職の際には資格手当の項目の確認もおすすめです。

就職や転職活動時に有利

「Java」の資格を取得することで、就職や転職活動時に有利に働きやすいです。

「Java」は比較的歴史のあるプログラミング言語ですが、扱える範囲の幅広さからいまだに根強い人気があります。そのため、今でも多くのアプリやシステムの開発をおこなう会社で人材が採用されているのです。

また、「Java」を扱えるエンジニアを求めている企業は多く、「Java」の資格を持ち、そのスキルを証明することは、転職活動を有利に進めることにつながります。

試験で使われているJavaのバージョンはSE11

試験で使われているJavaのバージョンはSE11

現在試験で使われている「Java」のバージョンの中で、最も新しいバージョンはSE11です。開発現場で使われているバージョンにはSE8もありますが、基本的にプログラミング言語の資格試験では、一番新しいバージョンから出題されます。

SE11の試験はまだ開始されてからそれほど経っていませんが、すでにさまざまな問題集が出版されています。十分な試験対策をおこなって、SE11の試験に挑戦していきましょう。なお、資格試験の勉強を始める前に「Java」の最新のバージョンについて、確認することをおすすめします。

Javaの資格試験におすすめの勉強法

試験で使われているJavaのバージョンはSE11

「Java」の資格試験におすすめの勉強方法は、以下の2つです。

  • 問題集・参考書を使って勉強する
  • スクールや学習サイトで勉強する

ここからは、上記2つの勉強法について解説します。

問題集・参考書を使って勉強する

「問題集・参考書を使って勉強する」ことは、「Java」の資格試験におすすめの勉強法の1つです。

「Java」は知名度が高くユーザー数も多いプログラミング言語であるため、すでにさまざまな問題集や参考書が出版されています。過去問題集なども数多く出版されているので、実践的な対策も可能です。

また、初心者が短期間で基礎を身につけることを目的としたものや、イラストを使ってわかりやすく解説されている参考書などもあるため、今の自分のレベルに合わせた学習が可能となります。

スクールや学習サイトで勉強する

「スクールや学習サイトで勉強する」ことは、「Java」の資格試験におすすめの勉強法の1つです。ドットインストールProgateなどの学習サイトでは、実際にプログラミングをしながら自分が好きなタイミングで繰り返し学習できます。

スクールに通って学習する場合は、学習サイトよりもコストが割高になってしまいます。しかし、スクールを利用することでプロの講師から直接内容を教わることができるほか、わからないところはすぐに質問できるため、初学者はスクールでの学習もおすすめです。

どのような仕事に就きたいかでJavaの資格を選ぶことが大切

どのような仕事に就きたいかでJavaの資格を選ぶことが大切

「Java」にはさまざまな資格があるため、どのような仕事に就きたいかを考え、実務に役立つ「Java」の資格を選ぶことが大切です。

基本情報技術者試験は「Java」に限らず、IT業界で働くうえでは有用な国家資格となります。また、「Java」でのAndroid開発をメインに仕事をしたい方は、「Android技術者認定試験」を取得することで自分の強みを作れます。

上記のようにそれぞれの資格で特化している分野が異なるため、「将来的に自分はどのような仕事をしたいか」を確認しながら学習する資格を選びましょう。

Javaの資格を取得し、就職や転職を有利にしよう

Javaの資格を取得し、就職や転職を有利にしよう

「Java」には、Oracle認定JavaプログラマやJavaプログラミング能力認定試験などの資格があり、取得することによって自身のスキルアップだけでなく、資格手当や転職の際に有利になるといったメリットがあります。

問題集や参考書で独学する方法やスクールに通うなどの学習方法の中から、自分に合った方法で学習していくことが大切です。ぜひ本記事を参考に「Java」の資格を取得し、就職や転職を有利に進めてください。

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