評判の良い無料プログラミングスクールを厳選！各校の特徴をチェック

評判の良い無料のプログラミングスクールを9つ厳選して紹介します。メリット・デメリット、選び方も合わせて解説していますので、自分に合ったスクールを見つけるための参考にしてください。

プログラミングスクールは有料のものだけではなく、無料のものもあります。なぜ無料で勉強ができるのか、不思議に思う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、無料プログラミングスクールの仕組みやメリット・デメリット・選び方に加え、おすすめの無料プログラミングスクールを紹介します。

プログラミングスクールが無料なのはなぜ？

なぜ無料で受講できるプログラミングスクールがあるのでしょうか。無料で経営できる背景には、企業と提携していることが関係します。無料でプログラミングスクールを運営できるおもな理由は、以下の通りです。

• スクールと企業が提携する
• スクールは企業に人材を紹介する
• 企業は紹介料をスクールに支払う

企業が求める人材を育成し紹介するポジション（部署）として、無料のプログラミングスクールが存在するわけです。言い換えると、企業から育成した人材の紹介料をもらうことで、無料スクールとして経営できているということです。

無料でプログラミングスクールを受講するには「年齢制限がある」「学べるプログラミング言語の指定がある」「転職先の指定がある」など、企業が求める条件を満たす必要があるので、注意が必要です。また、プログラミングを無料で学ぶには制限がありますが、条件さえ満たせば無料でプログラミングを学ぶことが可能です。

無料プログラミングスクールのメリットを紹介

無料プログラミングスクールには、どのようなメリットがあるのでしょうか。無料スクールが注目を集めている理由として、次の4つがあるので、順番にチェックしましょう。

無料でプログラミングの知識やスキルを身につけられる

お金がかかるイメージが強いプログラミングを、無料で学べるのは大きなメリットです。有料スクールで学ぶ場合は、スクールによっては数十万円以上発生するうえに、独学で勉強する場合には、途中で挫折する人もいらっしゃいます。

しかしスクールで学ぶことによって、わからない点をサポートしてくれたり、理解しやすいカリキュラムが提供されたりする、体制が整っています。未経験からIT業界への転職を希望する方や金銭面の問題でIT業界をあきらめていた方は、無料スクールで学ぶことで、将来の仕事の選択肢を増やせる可能性があります。

就職や転職の紹介サポートを受けられる

手厚い就職・転職の紹介サポートが受けられる点も、無料のプログラミングスクールの魅力です。企業への人材の紹介を目的としているからこそ、無料のプログラミングスクールにはカウンセリングや転職サポート体制が整っています。

カウンセリングでは、能力に見合う企業紹介や将来の方向性がわかり、未来像をより具体的に描くことが可能です。また面接対策といった転職が不安な方へのサポート体制もあります。未経験からIT業界へ就職・転職を仕様とするとき、転職サポートがあることで、未経験でもエンジニアとして仕事を得られる可能性が高まるのです。

住居や住宅補助を受けられるスクールもある

無料プログラミングスクールの中には、住居や住宅補助など、受講料以外の金銭的なバックアップをしてくれるケースがあります。受講期間中であれば住居をスクールが用意してくれるため、金銭面の負担が軽くなります。

地方在住者に向けた「上京援助」を実施しているスクールもあります。IT業界の人材不足解消を目的としたプロジェクトであるため、住宅補助のサポートを受けながら都内での就職・転職も可能です。住んでいる場所の関係でプログラマーの道を断念している方にとっては、大きなメリットではないでしょうか。

カリキュラムの内容は無料スクールでも充実している

無料プログラミングスクールでも、有料スクールに引けを取らない質の高い授業を受けられます。転職を目的としている無料プログラミングスクールでは、企業の求める高いスキルを持った人材を育成しなければなりません。

そのため企業が求めるプログラミングスキルを学ぶためのカリキュラムが充実しているのです。本格的なカリキュラムを無料で学べ、未経験者でも短期間で社会に通用するエンジニアを目指せます。

無料プログラミングスクールのデメリットを紹介

無料のプログラミングスクールはメリットが多い一方で、デメリットもあります。申し込んでから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、ここからは4つのデメリットを紹介します。

無料受講の条件に年齢制限がある

ほとんどの無料スクールでは、無料で受講する条件として「20代限定」などの年齢制限を設けています。企業は若い人材を求めている傾向があり、30代を超える方の転職が保証できないためです。

とはいえ年齢制限を超える場合でも、スクールによっては受け入れてくれるケースがあります。30歳以上で無料でプログラミングスクールの受講を希望する方は、まず無料カウンセリングで相談することをおすすめします。

違約金が発生するプログラミングスクールもある

無料プログラミングスクールの中には、条件を守らなかった場合に違約金が発生する場合があります。違約金が発生するおもなケースは以下の３つです。

• 途中で退会した場合
• 紹介された企業の内定を断った場合
• スクールとは無関係の企業に就職した場合

企業から紹介料をもらっている無料スクールからすると、他の企業に就職されては、経営が成り立ちません。無料プログラミングスクールを利用する場合は、事前に違約金の有無を確認することが大切です。

プログラミング言語を選択できない

無料プログラミングスクールでは、企業が求める言語をカリキュラムに組み込むために、すでに決められたプログラミング言語を受講する必要があります。

スクールによって学べる言語はさまざまですが、市場価値の高い「Java」を指定言語とするスクールが増えています。そのため特定の言語や技術を学びたい場合は、うまくマッチしない可能性もあることを知っておきましょう。希望する言語を扱っているかは、各スクールの公式ページで確認できます。

就職、転職先で紹介される企業に制限がある

無料プログラミングスクールでは、基本的にスクールが提携している企業への就職・転職を推奨されます。

スクールによって提携企業はさまざまですが、基本的には、SES（System Engineering Service・システムエンジニアリングサービス）関連の企業を紹介される場合がほとんどです。そのためWeb系を目指す方には、マッチしない可能性があります。

またカウンセリング担当者からは、無難な選択を推奨される場合もあり、希望の企業に転職できないかもしれません。エンジニアとして進みたい将来の方向性がマッチするかどうかは、事前に提携企業を調べたり、カウンセリングで聞いたりすることで、確認できます。

無料プログラミングスクールを選ぶポイント

無料プログラミングスクールを選ぶ際は、むやみやたらに選ばないことが失敗しないためのコツです。さまざまな無料スクールがある中から最良のスクールを選ぶために、ここからは4つの比較ポイントを紹介します。

受講料と違約金の有無を確認しよう

無料スクールを選ぶ際は、受講料や違約金などのお金関連について調べることで、思わぬ失敗を防ぐことが可能です。すべてのスクールで受講料や違約金が無料になるとは限らないからです。特に以下の2つは、注意が必要です。

• 違約金が発生するスクール
• 先行投資として受講料を支払うスクール

違約金は10万円以上かかることもあり、注意が必要です。あるいは受講料を支払い就職先が見つからなかったときに全額保証するといったスクールもあります。スクールによって支払いの形式はさまざまなので、事前にHPなどで確認することが重要です。

学べるプログラミング言語の種類

無料スクールによって、学べるプログラミング言語はさまざまです。学びたい言語がなかった場合、モチベーションが低下したり、無駄な時間を過ごすことになりかねません。プログラミングを学ぶ目的が明確になっている方は、スクールの公式ホームページで事前に習いたい言語があるかを確認することが求められます。

初心者でどの言語を学べば良いかわからない場合は、市場価値が高く汎用性がある「Java」か「Python」を選ぶことを、おすすめします。

説明会やカウンセリングに参加する

説明会やカウンセリングに参加することも、無料スクール選びで失敗しないためのコツです。
実際にスクールの雰囲気を知ることで、公式ホームページだけではわからない部分を肌で感じられます。

スクールによって、無料カウンセリングやトライアル受講、説明会など対応が異なるので、事前に確認しておきます。複数のスクールを比較検討すると、自分にあったスクールを見つけやすくなります。

口コミや評判をSNSで探す

「Twitter」や「Instagram」などのSNSを利用して、スクールの口コミや評判を調べることも後悔しないスクール選びの重要なポイントです。インターネットで得られた情報だけでは、どうしても良い面ばかりがフォーカスされ、デメリットが見えないことがあります。

実際に受講した人の生の声を知ることで「講師やカウンセリングの対応はどうか」「実際に通ってみてどう感じたか」など、リアルなスクール事情がわかります。SNSのほかにも、プログラミングスクールの口コミを集めたサイトもありますので、参考にしてください。

評判の良いおすすめの無料プログラミングスクール5選

ここでは、無料で受講ができるプログラミングスクールの中でも、特におすすめできるものを5つ紹介します。それぞれのスクールごとに特徴や学べる言語が異なるため、自分に合ったプログラミングスクールを探してみてください。

0円スクール

0円スクール

コース名	初心者コース
プログラミング言語	Java、SQL、JavaScript、HTML、CSS
受講期間	1～3カ月（目安）
無料受講の条件	18～35歳以下の方 必須スキル：なし（1年以内のIT業界への就職・転職を目指す方）
体験会の有無	説明会・体験入学あり
就職支援	面談練習・ビジネスマナーなどをサポート
違約金の有無	なし

「0円スクール」は他スクールに比べ受講条件のハードルが低い点が特徴です。途中退会も講師に相談することが可能で、違約金もなく、体験入学で雰囲気を知ることができます。

Javaの基礎知識からWebアプリケーション作成までがメインのカリキュラムで、1人1人に合わせて現役エンジニアがスキルアップをサポートしてくれます。卒業生のほとんどがIT業界への就職・転職を果たしている実績があるため、なんとしてもIT業界で活躍したい人におすすめです。

GEEK JOB（ギークジョブ）

GEEK JOB（ギークジョブ）

コース名	スピード転職コース
プログラミング言語	Java、Ruby、PHP、MySQL、HTML、Linux
受講期間	1～3カ月（目安）
無料受講の条件	20～29歳以下の方
体験会の有無	体験会・無料カウンセリングあり
就職支援	面談練習・ビジネスマナーなどをサポート
違約金の有無	あり（月額約10万円（消費税別））

「ギークジョブ」は、無料スクールでありながら提携企業500社から転職先を幅広く選べ、転職率97.8％の実績があります。

カリキュラム内容は時代に合わせて随時アップデートされ、Javaがメイン言語。講師からは「答え」ではなく「考え方」を教えられる方針なので、実践力が身につきます。
就職先や転職先を選べる無料スクールを探している方に、おすすめです。

プログラマカレッジ

プログラマカレッジ

コース名	転職保証コース
プログラミング言語	Java、PHP、HTML、CSS、JavaScript、SQLなど
受講期間	4カ月
無料受講の条件	22～27歳 東京での就職・転職を希望する方
体験会の有無	無料オンライン説明会
就職支援	面接対応 ビジネスマナー 入社前研修
違約金の有無	なし

「プログラムカレッジ」は、受講料0円違約金0円の完全無料をスクールで、高い評判を集めています。正社員での就業率は98.3％で、紹介企業数は業界トップクラスの3,500社以上と、企業からの信頼が厚いスクールです。

カリキュラムは、チーム開発をメインとした実践的な内容になっており、スキル面はもちろんプロジェクトで必要なコミュニケーション力も同時に学ぶことができます。完全無料で都内での就職を希望する方におすすめのスクールです。

ネットビジョンアカデミー

ネットビジョンアカデミー

コース名	無料コース
プログラミング言語	CCNA資格取得に向けた内容
受講期間	1カ月
無料受講の条件	18～31歳 入校面談合格者 90％以上の出席率 紹介企業に就職
体験会の有無	無料カウンセリングあり
就職支援	就職支援サポート 上京支援サポート
違約金の有無	あり（15万円の違約金）

「ネットビジョンアカデミー」は、上京支援サポートがあるスクールです。都内への就職を希望する地方在住者は、最大2カ月間、無料でシェアハウスを利用できます。

カリキュラムは、ネットワーク業界で最も有名な資格で世界共有「CCNA」の取得を目指すものです。転職にも有利なCCNA資格の取得率は驚異の99％で、未経験者・転職者が選ぶITスクールでも1位に選ばれるほど、充実した授業内容になっています。地方から都内でのエンジニアを希望する方におすすめのスクールです。

無料PHPスクール

無料PHPスクール

コース名	無料コース
プログラミング言語	PHP、JavaScript、HTML、CSS、MySQL など
受講期間	約1カ月
無料受講の条件	18～32歳
体験会の有無	無料説明会あり
就職支援	就職支援サポート
違約金の有無	なし（デジポット（預り金）制度あり）

「無料PHPスクール」は、23日間で就職・転職に必要なスキルが身につく短期集中型スクールです。通常3カ月かかるコース期間を1カ月以内で修了するにもかかわらず、就職成功率は91.6％を誇ります。

デジポットとして入校時に7～13万円がかかりますが、指定の就職先で内定が決まれば全額返金されるため、実質無料です。カリキュラムは業界でも需要が高いPHPが中心で、現場で使えるスキルをわかりやすい授業方法で習得できます。短い期間で徹底的にスキルを身につけ、IT業界に転身したい方におすすめのスクールです。

返金保証のあるプログラミングスクール 2選

プログラミングスクールの中には、万が一転職できなかったときに受講料を返金してもらえるものもあります。「初期費用は準備できているが失敗したときが不安」という方は、ぜひこれから紹介するプログラミングスクールを検討してみてください。

CodeCamp

CodeCamp

コース名	エンジニア転職コース
プログラミング言語	PHP、JavaScript、HTML、CSS、MySQL、Linux など
受講期間	4カ月
無料受講の条件	20～29歳 初受講から20日以内は全額返金保証あり
体験会の有無	無料カウンセリングあり
就職支援	応募書類の添削から面接対応まで全般サポート
違約金の有無	なし

「CodeCamp」は、業界最安値の受講料ながら全額返金保証を採用しているスクールです。未経験からエンジニアを目指せるエンジニア転職コースなど、目的にあったコースを選択できます。

幅広い言語が学べるカリキュラムで、マンツーマンレッスンがあるほかチーム開発演習まで現場で通用するスキルを身につけられます。講師の対応がやさしくて丁寧との口コミがあり、自分で講師となる現役エンジニアを選べるのも魅力の1つです。未経験で1から丁寧にプログラミングを教わりたい方に、おすすめのスクールです。

侍エンジニア

侍エンジニア

コース名	転職保証コース
プログラミング言語	AWS
受講期間	4カ月～6カ月
無料受講の条件	20～31歳 転職が決まらなかった場合
体験会の有無	無料カウンセリングあり ※参加特典あり(独学メソッドなど)
就職支援	職歴の書き方～面接対策までサポート
違約金の有無	なし

「侍エンジニア」は、スクールでの勉強を経て転職活動をしたにも関わらず内定が出なかった場合に限り、全額返金保証制度を利用できる仕組みがあります（返金には諸条件あり）。転職させることへの絶対的自信の現れととらえることもでき、その証拠に転職成功率は99％と驚異的な実績です。
転職に有利なAWSをメインとしたカリキュラムは、マンツーマン体制で転職後も即活躍できるスキルを学べます。特に、オリジナルWebサービス開発を目指せるカリキュラムは受講生からの評価が高いです。
IT業界への転職を本気で考えている方に、おすすめのスクールです。

費用を減額できるプログラミングスクール　2選

これまでに紹介したプログラミングスクールのほかに、条件を満たすことで大幅に費用を減額できるコースがあるプログラミングスクールもあります。

無料のプログラミングスクールを探してみてしっくりくるものがなければ、これから紹介する2つのプログラミングスクールも合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

Tech Academy（テックアカデミー）

Tech Academy（テックアカデミー）

コース名	エンジニア転職保証コース
プログラミング言語	Java
受講期間	4カ月
無料受講の条件	政府より受講料の70％給付金(有料スクール)
体験会の有無	1週間の無料体験あり
就職支援	転職が決まるまで全面サポート 1次面接オンライン対応
違約金の有無	なし

「テックアカデミー」は1週間の無料体験を受けられるのが最大の魅力です。有料スクールの中でも受講料がトップクラスに安いのも特徴で、政府からの給付金で実質70％OFFの料金での受講が可能です。
カリキュラム内容は、WebアプリケーションからAI基礎まで学べ、転職後すぐにでも活躍できます。
地方在住者でも受講できるように、授業から面接までオンライン対応しています。転職先も縛りがないため、目的を持ってプログラミングを学びたい方におすすめのスクールです。

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP

コース名	専門技術コース
プログラミング言語	Python、 Java など
受講期間	4カ月
無料受講の条件	政府より受講料の70％給付金(有料スクール) 初受講から20日以内で全額返金保証あり
体験会の有無	無料カウンセリングあり
就職支援	自己分析～面接対策までサポート
違約金の有無	なし

「DMM WEBCAMP」は、未経験者からでも就職率98％・離職率1％と高い実績が魅力のスクールです。
大手DMMとのコネクションがあるため優良企業を紹介してもらいやすく、就職先・転職先も自由に選べることが、実績の高さにつながっています。
また、現役エンジニアが選ぶ「上達しそうなスクール」1位にも選ばれており、独自の学習メソッドは「未経験者にも良い」と評判です。
さらに最大56万円の給付金制度があるほか、条件さえ満たせば全額保証の対象になる金銭的なサポート体制も充実しています。

それぞれの特徴を比較して自分に合った無料プログラミングスクールを選ぼう

無料プログラミングスクールの受講の際には、以下の点に注意して選ぶことが大切です。

• 無料条件の確認
• 学びたい言語の確認
• カリキュラム内容
• カウンセリングなどの実施有無

それぞれのスクールで特徴が異なりますので、比較したうえで「自分に合ったスクールはどれか」を見極めることが求められます。
不安や疑問があれば、無料カウンセリングで直接質問できますので、ぜひ活用しましょう。
この記事を参考に、自分に合った無料スクールを選び、IT業界の道にすすんでみてはいかがでしょうか。