「プログラミングを学習するのに、年齢的に遅いのではないか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。しかし決して遅いことはなく、何歳になってもプログラミングを学ぶことは可能です。何歳になってもプログラミングを学べる理由と、そのメリットを解説します。
プログラミングを学習したいと考えても「年齢的に遅いのかもしれない」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?しかしプログラミング学習を始めるのに、年齢は関係ありません。何歳になっても、プログラミングを学習するメリットはあります。
この記事ではプログラミング習得に向けて一歩を踏み出すために「何歳から学んでもなぜ遅くないのか」といった理由を紹介します。また、プログラミングを習得するメリットも紹介しますので、将来を考えながらプログラミング習得について考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ、プログラミングの勉強は「今からだと遅い」「10代から始めるべき」などと言われるのでしょうか?その理由には、大きくわけて4つあります。
それぞれの理由について、順番に解説します。
年齢を重ねていくにつれて、仕事のことや子どものことなどで他に考えることが増え、新しいことを覚えるための勉強に集中しづらくなっていきます。とくにプログラミングは、専門用語やパソコンを使っての作業があるため、座学のほかパソコンの操作についても覚えなければいけません。
多くのことを覚えなければならない上に、理解しづらい専門的な内容になってくるとモチベーションも下がり、途中で挫折してしまう原因となります。そのためプログラミングは、勉強に集中しやすい環境が整っている、小学生や10代、20代前半といった若い世代のうちに学んでおいた方がいいと言われているのです。
何年も仕事をしている現役プログラマーと比較して同じように仕事ができないと「やはりプログラミングの勉強を始めるのが遅すぎたのでは」と感じてしまう人もいます。しかし、プログラミングを習得したての人が、すでに多数の実績のあるプログラマーと同じ仕事ができるはずがありません。そのため、同じレベルで考える必要はないのです。
まずは難易度の低い仕事を引き受けて、実績を積み重ねながら仕事の幅を広げていくことで、無理なくスキルアップができます。年齢によるスキルや経験の差は少しずつ埋めることができるので、あせらずに少しずつ実績を積み重ねていくことが大切です。
若い世代を中心にプログラミングを学びはじめているため、20代後半や30代になると「今からだとプログラミングの勉強を始めるのが遅すぎる」と感じてしまう方もいます。
実際に、2020年度からは小学校でもプログラミングの授業が必修科目になったため、プログラミングを学ぶ人たちの年齢が低年齢化しているのは事実です。
しかし年齢を経たからといって、必ずしもプログラミングの勉強を始めるのが遅いわけではありません。ITエンジニアとしての実務をこなすには、プログラミングスキルのほかにも、コミュニケーションスキルや営業力などが必要とされるため、一概に年齢が若ければ若いほどいいとはいえません。転職するときには、プログラミング以外のスキルや社会人としての経験があることが、プラスに働くこともあるので、一概に「年齢が高いから」ということであきらめず、何歳からでも学習をはじめてみましょう。
仕事をしながらプログラミングの勉強をするのは、簡単なことではありません。仕事をしながらの勉強が大変すぎることで「もっと若いうちにプログラミングの学習に手を付ければよかった」と後悔してしまうこともあります。
社会人の場合は、仕事が忙しくてプログラミングの勉強時間を確保できず勉強できない時期が続いてしまうと、習得するのに時間がかかったり、途中で面倒になってあきらめてしまったりすることがあるかもしれません。
しかし、あきらめずに毎日少しずつでも学習することで、時間はかかってもプログラミングを習得することが可能です。独学ではモチベーションが続かない場合はオンラインスクールを検討するなど、さまざまな方法を試してみることをおすすめします。
プログラミングの学習をはじめる前に「今からでも遅くない」と言い切れる理由を知っておくことが大切です。ここでは、年齢を重ねてもプログラミングをはじめるのが遅くない理由について詳しく解説します。
IT業界は人手不足が続いているため、年齢や性別を問わず仕事を受注できます。たしかに若い世代を募集している求人もありますが、年齢を重ねていてもできる仕事はあるのです。
ただし、若い世代との競争を少しでも有利にするために、未経験のまま転職活動をするのではなく、副業などで実績を積み上げておくことをおすすめします。
プログラマーは転職だけでなく、フリーランスとして独立することも可能な職業です。就職せずに自分のスキルだけで仕事を獲得していくフリーランスとしての働き方ができるため、プログラミングを習得するのが年齢的に遅すぎることはありません。
プログラミング言語には流行があり、必ずしも今使われている言語が今後もずっと主流である保証はありません。新しい言語が登場することもあるため、流行に合わせて必要とされる言語を習得することが大切です。
新しいプログラミング言語が登場したときは、経験者も未経験者も一から学習する必要があります。そのときスタートはほとんど変わりないところからであるため、プログラミングを習得するのに遅すぎることはありません。何歳からプログラミングを始めても、追いつくことは十分可能です。
40代50代でもプログラマーになることは可能なため、遅すぎることはありません。IT業界にはたしかに20代の若者が少なくありませんが、その反面、30代や40代の人材が足りておらず、求人を出している企業もあります。
実際に40代でプログラミングを習得し、IT企業に転職しようと就職活動を始めた人もいます。社会人経験やビジネス経験が豊富な40代以降の人材は、IT業界において求められている年代とも考えられるでしょう。
プログラミングを習得するメリットは、大きく分けて3つあります。どのようなメリットがあるのかを把握しておくと、途中で挫折することなくプログラミング学習を進められるでしょう。始めるかどうかで悩んでいる方は、ここで解説するプログラミング学習のメリットをまず把握しておくことをおすすめします。
プログラミングを学び、実務レベルのプログラミングスキルを習得できれば、手に職をつけられます。IT業界はまだまだ人材不足であり、なおかつどんどん成長を続けている業界であるため、現在進行形で人材募集が多くあるだけでなく、将来性もあるのが魅力です。
プログラミングのスキルや経験を身につけておくことで、何歳になっても仕事を続けられるというメリットがあります。
プログラマーの仕事は、基本的にパソコンがあればできるため、在宅ワークでもできる仕事です。また企業に就職しなくとも、副業やフリーランスとして仕事ができます。
そのため雇用形態に縛られず、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。たとえば、小さな子どもがいて外に働きに行きにくい主婦の方でも、プログラマーとしてのスキルがあれば在宅でフリーランスとして働けます。
ITエンジニアは平均年収が高めなのも、メリットの一つです。40代の平均年収が470万円~500万円程度ですが、ITエンジニアの平均年収は500万円~600万円と高めになっています。
エンジニアとしての能力が高ければ、年収800万円~1,000万円も可能です。求められるスキルを手に入れたら経験を積んで、より条件のいい転職先を探すこともできます。
ここからは、プログラミングを学ぶ方法を紹介します。プログラミングを学ぶ方法は一つだけではないため、自分に合った学習方法を見つけることで、挫折することなく学習を続けられるでしょう。
プログラミングを学習するためには、事前にやりたいことを見つけてから学ぶプログラミング言語を選ぶことが大切です。プログラミング言語と一口に言っても、その種類はさまざまで、分野によって必要とされる言語が異なります。
たとえばWeb系のシステムを開発したいのであればJavaやJavaScript、PHP、Pythonなどがおすすめです。スマートフォン向けアプリの開発に携わりたい方は、JavaやKotlinSwift、C#が向いています。
システム系であれば、「C/C++」「Python」「Java」などの言語がおすすめ。事前に、どのような分野のプログラマーになりたいのかを決めることで、必要とされる言語を絞り込めます。
転職や就職を視野に入れているのであれば、スクールで学ぶ方法がおすすめです。スクールにも通学スタイルとオンラインスタイルの2種類があるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことで、挫折することなく通い続けられます。
それでは、通学スタイルとオンラインスタイルのスクールの特徴について確認しましょう。
通学スタイルのスクールは、講師と直接顔を合わせて勉強ができるというメリットがあります。質問にもすぐに答えてもらえるので、どんどん勉強を進めることが可能です。また、同じようにプログラマーを目指す仲間が多くいるため、悩みがあっても相談できます。
一方でスクールに通うのが大変だという点がデメリットです。また、仕事とプログラミングの勉強を両立させる場合は、学校のスケジュールに合わせるのが難しい場合があるかもしれません。
オンラインスクールの場合は、個人のライフスタイルに合わせたスケジュールを組めるのがメリットです。スクールに合わせて無理に時間を空ける必要はなく、自分に合わせて勉強する日程を調整できます。また、通学する必要がなく、自宅で学習できるのもメリットです。
デメリットとしては、自宅で学習するために、ほかのことに気を取られてしまい、学習がおろそかになってしまうリスクがあります。また、自宅にスクールの学習に対応した性能のパソコンを用意する必要があるため、事前に何が必要なのかを確認しておく必要があります。
自分のペースで学びたいなら、独学がおすすめです。学習サイトやアプリ、動画や書籍などいくつかの方法があるため、自分に合ったスタイルで勉強を進められます。
それでは、独学で学ぶ方法にはどのようなものがあるのか、確認しましょう。
独学での勉強方法には、学習サイトやアプリで学ぶ方法があります。プログラミングに関する学習サイトは数多くあり、中には、基礎だけであれば無料で学べたり、定期的にライブ配信をしていたりするWebサイトもあります。
またスマートフォン向けアプリに対応している学習サイトもあるため、外出先でもちょっとした時間があれば学習できるのもメリットです。
有料のWebサイトであっても、スクールに通うよりは費用が安く済み、基礎だけでなく応用も学ぶことが可能です。
動画や書籍で学ぶ場合は、費用が少なく済むというメリットがあります。書籍だけでは頭に入りにくいときには動画もあわせて活用するとよいでしょう。映像と音声がある動画であれば、文字だけよりも覚えやすい傾向があります。
また動画の場合は、定期的に教材の内容がアップデートされていくため、最新の知識を身につけることが可能です。
プログラミングスクールは、大手だけでなく小規模なスクールも合わせると数多く存在しています。ここでは、おすすめのプログラミングスクールを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「テックアカデミー」は、未経験からはじめる方も多く、オンラインに特化したスクールです。講師は全員、実務経験のあるエンジニアで、マンツーマンで指導してくれます。
プログラミング言語を選んで学ぶコースのほか、副業を目指す方には「はじめての副業コース」、エンジニアとして転職したい方には「エンジニア転職保証コース」など、目指す目的にあわせたコースが用意されているのも特徴です。
とくに「エンジニア転職保証コース」は経済産業省の認定講座のため、条件を満たせば最大38万円キャッシュバックされるというメリットがあります。積極的にエンジニアとして転職を目指す方はぜひ受講してみてはいかがでしょうか。
「DMM WEB CAMP」の受講生の97%はプログラミング未経験者のため、初学者でも受講しやすいオンラインスクールです。「メンター」とよばれる現役エンジニア講師が、一人ひとりの学びに合わせたマンツーマン体制で指導します。
転職率は98%なので、未経験でもしっかりカリキュラムをこなすことでエンジニアとしての転職が可能です。プログラミングの基礎中の基礎が学べる「初めてのプログラミングコース」や「Webアプリケーションコース」など、基礎を教えてくれるだけでなく、応用、実践できるコースまでさまざまな種類があります。
さらに受講生限定で「無料転職サポート」や「副業サポート」も受けられるため、受講後の転職や副業に不安を抱えずに学べるというメリットがあります。
「侍エンジニア」は、オンラインで学べるプログラミング教室です。未経験者の割合は全体の90%と、プログラミング初心者でも学びやすいカリキュラムが用意されています。専任講師による「マンツーマン」に特化したスクールとなっており、一人ひとりの希望に合わせた「専用のカリキュラム」を組むことが可能です。マンツーマンの講師は専任の現役エンジニアが担当を変わることなく、卒業までサポートしてくれます。
また、「転職保証コース」では専属の学習コーチとは別に転職のためのキャリアアドバイザーもつき、転職活動を徹底サポートします。転職活動をした結果内定が出なかった場合は、全額返金してくれるため、心置きなく転職活動をすすめられるでしょう。
ほかにもWebサイト制作、Webアプリ制作などができるようになるほか、近年業界のニーズが高まっているAIに特化したAIコースもあります。
「コードキャンプ」は現役エンジニアが講師を務めるオンラインスクールです。
CodeCampのカリキュラムは、多くのIT企業で研修として導入されているほどクオリティが高いという特徴があります。スクール受講生もそのクオリティの高いカリキュラムで学べるのがメリットです。
また、レッスンは毎日7:00から23:40まで年中無休で開講しているので、仕事からの帰宅後や家事・育児の隙間時間などにいつでもレッスンを受けられます。1レッスンあたりの時間は40分と短めですが、講師が生徒の習得度に合わせて「マンツーマン指導」を行うため、未経験でも不安なく学べるでしょう。
プログラミングを基礎から学べるコースのほか、Webデザイナーとして副業ができるスキルを身につけられるコース、ITエンジニアへの転職を目指すコースなど、将来のキャリアをゴールとしたわかりやすいコースが用意されています。
「ヒューマンアカデミー」では、通学とオンラインの両方で学べます。「プログラマー総合コース」は最も人気のある言語「Python」を中心に学べる内容です。
ヒューマンアカデミーでは、プロの講師による質の高い映像授業が見放題という特徴もあります。プログラミング言語を楽しくわかりやすく教えてくれるため、はじめての方でも理解しやすく、わからないところは後で何度でも見返し学習できるでしょう。
また、オンラインで講師と直接通話をつなぎ、画面共有で講師の操作画面を見ながら学習できるほか、自分の画面を講師に見てもらうことで直接指導を受けることも可能です。
就・転職では、ジョブカウンセラーから履歴書などの書類の書き方や面接指導が受けられる上に、総合人材サービス事業「ヒューマンリソシア」「ヒューマンタッチ」との連携により、就・転職のサポートやフォローも受けられるというメリットがあります。
プログラミングを始めるのに「年齢が遅すぎる」ということはありません。若者には若者の良さがありますが、30代や40代にはまた若者にはないスキルや経験があります。とくにIT業界は若者だけでなく、30代や40代の年齢層の人も人手不足となっているので、スキルがあれば転職できる可能性があります。
転職のほかにスキルを活かした副業や独立も可能であるため、年齢を考えることなく、プログラミングの学習をはじめてみてはいかがでしょうか。
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