VBA

最終更新日: 2023.10.20 (公開: 2023.10.20)

VBA資格の難易度解説!ExcelとAccessの違いと学習方法

VBA資格の難易度解説!ExcelとAccessの違いと学習方法

「VBA」はMicrosoftのOffice製品で使用できるプログラミング言語で、マクロによる操作の自動化を実現します。本記事では、「VBA」の資格の種類や資格を取得するメリット・デメリットを解説します。

「VBA」とは、Microsoft Office製品で広く使用できるプログラミング言語です。ExcelやWord・Accessにマクロを組み込むことで、定型的な作業の自動化を実現します。プログラミングスキル次第では、繰り返し処理や条件分岐といった複雑な処理を記述することも可能です。

Microsoft Office製品のなかでもExcelを使用している企業は多いため、Excelを使用する上で役立つ「VBA」の知識を身につけたいと考えている方もいるでしょう。本記事では、「VBA」の資格の種類や「VBA」の資格を取得するメリット・デメリットを解説します。

VBAとは?

VBAとは?

「VBA」とは、Microsoft Office製品で使用できるプログラミング言語です。たとえばExcelにマクロを組み込むことで、定型的な作業の自動化を実現します。

マクロとはコンピューターの操作を自動化する機能で、「VBA」のスキルを身につけ、高度な「VBA」のコードを組めるようになると、さまざまな作業の自動化が可能です。

「VBA」でマクロを活用すれば、書類作成やデータチェックなど定型作業が実現できるため、さまざまな場面で人的ミスをなくし、作業効率を大幅に上げられます。操作の自動化は業務の効率化に大きく貢献することから、「VBA」を学習するメリットは大きいです。

VBAの資格にはどんなものがある?

VBAの資格

「VBA」関連の資格にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。「VBA」関連の資格を取得することは、「VBA」の知識を有していることの証明となります。

ここでは、「VBA」エキスパートについて詳しく解説します。

VBAの資格にはVBAエキスパートがある

VBAエキスパート公式サイト

引用:VBAエキスパート公式サイト

「VBA」エキスパートは、Excelなどの「VBA」が使えることを証明する資格で、全部で4種類あります。「VBA」エキスパートを取得することで、「VBA」のさまざまなスキルが身についている証明となるのです。

「VBA」エキスパートのほかにExcelのスキルを証明する資格には「MOS」があります。MOSはExcel全般のスキルが問われるのに対し、「VBA」エキスパートは「VBA」のプログラミングスキルのみが問われるという違いがあります。

「VBA」エキスパートはさらに詳細なスキルごとに分かれているため、自身のスキルに見合った資格から取得していくとよいでしょう。

「VBA」を業務で使用している企業は多いため、とくにIT企業への就職・転職を目指している方におすすめの資格です。

VBAエキスパートの種類とは

VBAエキスパートの種類

「VBA」エキスパートには以下のような資格があります。

  • ExcelVBAベーシック
  • ExcelVBAスタンダード
  • AccessVBAベーシック
  • AccessVBAスタンダード

それぞれの資格について詳しく解説します。

ExcelVBAベーシック

ExcelVBAベーシックは、「VBA」エキスパートのなかでは難易度が最も低いため、「VBA」学習初心者でも取得しやすい資格です。

ExcelVBAベーシックを取得することで、Excelで使用するマクロや「VBA」に関する基本的なスキルを身につけていることを証明できます。

問われる内容は「VBA」に関する基本的な内容ばかりであるため、それほど難しくはありません。ただし試験時間が50分で問題数は40問程度あるため、一つひとつの問題にあまり時間をかけられないことには注意しておきましょう。

ExcelVBAベーシックを受験する場合は、試験に向けて十分に学習し短時間でスムーズに問題を解ける状態にしておくことをおすすめします。

ExcelVBAスタンダード

ExcelVBAスタンダードは、ExcelVBAベーシックの上位資格です。ExcelVBAベーシックがマクロやVBAの基本的なスキルを問われたのに対し、ExcelVBAスタンダードではマクロやVBAの応用的なスキルに関する知識が求められます。

試験時間や問題数はExcelVBAベーシックと同様ですが、問題の難易度が上がるため、よりスムーズに問題を解ける状態にしておきましょう。

マクロや「VBA」に関する基本的な知識のほか、プログラミングに関連したスキルやエラー対策、デバッグに関する問題も出題されるため、幅広く学習する必要があります。

これらの知識は試験対策だけでなく実務でプログラミングする場合も役立つため、学習しておくメリットは大きいです。

AccessVBAベーシック

AccessVBAベーシックは、Accessの「VBA」スキルに関する資格です。Accessはデータベースの作成・管理をおこなうソフトウェアであるため、基本的にはSQLで操作しますが、「VBA」を使用しての自動化も可能となっています。

そのため試験では「VBA」やデータベースに関する基礎知識のほか、SQLの基礎知識も問われます。

試験時間は50分で問題数は40問前後になっており、基礎知識を問われる問題が多数を占めるため、しっかりと学習しておけば十分に対応できるでしょう。

AccessVBAスタンダード

AccessVBAスタンダードは、AccessVBAベーシックの上位資格です。データベースの初歩的な知識やAccess VBAの基本的な文法、SQLといった基礎的なスキルが問われ、AccessVBAベーシックより複雑なプログラムを解釈して、記述する能力も求められます。

さらに、ファイルの操作・ADO(ActiveX Data Objects)/DAO(Data Access Objects)を用いたデータベースの操作・オブジェクトの取り扱い・プログラミングの追跡能力・エラーハンドリングといった項目が含まれています。

「VBA」エキスパートの4資格のなかで、難易度は最も高い資格です。公式のテキストで過去問題を解いたり、実際にコードを書いたりして、しっかり勉強することをおすすめします。

「VBA」資格を取得する3つのメリット

3つのメリット

ここからは、「VBA」資格を取得する以下の3つのメリットを詳しく紹介します。

  • 就職や転職に役立つ
  • 作業効率を上げられる
  • 実力を証明できる

就職や転職に役立つ

仕事でExcelを使用する企業は多いため、「VBA」資格を取得すれば就職や転職の際にアピールポイントとなります。

とくに人事や経理といった職種はExcelの使用頻度が高いため、これらの職種を希望している場合は、「VBA」資格の取得がより大きな意味を持つでしょう。

また「VBA」エキスパートで問われる知識は、「VBA」に関するものだけでなくプログラミングに関連したものも含まれます。

そのため人事や経理などの事務職だけでなく、プログラマーを目指す際も「VBA」資格は有利に働く可能性があるのです。システム開発の現場における定型作業を「VBA」で自動化できる人物は、重宝される傾向にあります。

作業効率を上げられる

「VBA」を使えるようになればマクロによる操作の自動化が可能となるため、ExcelをはじめとするMicrosoft Office製品の作業効率が大きく向上します。

また、「VBA」資格の取得に向けて学習することがExcel自体のスキル向上にもつながるため、Excelを用いた作業全般の作業効率を上げることが可能です。

Excelを使用する企業は多いため、学習した内容を仕事中に応用できる場面も多々あるでしょう。

実力を証明できる

「VBA」資格は容易に取得できる資格ではないため、取得すればVBAに関する実力の証明になります。

十分な実力を備えていたとしても、資格を取得していない場合は実力の証明が難しいため、資格の取得は実力をアピールするための有効な手段です。

企業によっては「VBA」の知識を有していることが応募条件となっている場合もあるため、就職や転職の選択肢を増やすためにも資格の取得は重要といえるでしょう。

「VBA」資格を取得するデメリットは?

デメリットは?

「VBA」資格を取得するデメリットは、主に以下の2つです。

  • 受験費用がかかる
  • すぐに実務に活かせるとは限らない

それぞれ詳しく解説します。

受験費用がかかる

「VBA」資格に限らず、資格の取得には基本的に受験費用がかかります。また受験費用だけでなく、参考書などの教材費やプログラミングスクールの受講料なども資格を取得する際には必要です。

しかし、費用はかかるものの取得した資格を仕事に活かせれば、かかった費用以上のメリットを産み出せる可能性があります。

費用面のみで資格の取得を迷っている場合は、ぜひ長期的な視点で資格取得を検討してみてください。

すぐに実務に活かせるとは限らない

「VBA」資格は「VBA」に関する知識を有している証明になりますが、資格を取得するために学んだ知識がすぐに実務に活かせるとは限りません。

試験で出題される問題は傾向が決まっており選択式の問題が多いため、学習した知識がそのまま実務で使えるわけではないのです。

実務では臨機応変な対応力が求められる場面が多く、そういった柔軟な対応力は、実際にさまざまな実務経験を積まなければ身につきません。

そのため、学んだ知識が実務ですぐに活かせるとは考えず、学んだ知識と獲得した資格を土台にして対応力を磨くことを重視してください。経験を積むにつれて、いずれ資格を活かせる場面が出てくるでしょう。

「VBA」資格取得の難易度と合格率

難易度と合格率

ここからは「VBA」エキスパートの各スキル別の難易度や、合格までに必要な勉強時間・合格率などを見ていきます。

  • 「VBA」エキスパートの難易度
  • 合格までに必要な勉強時間
  • 「VBA」エキスパートの合格率

VBAエキスパートの難易度

「VBA」エキスパートはプログラミング学習初心者にとって、やや難易度が高い試験です。そのため過去に出題された問題をできるだけ多く解き、わからないところは自分で解決するといった努力が必要です。

「VBA」エキスパートの難易度は、ベーシックとスタンダードで明確な違いがあります。

ベーシックは基本的な内容で、スタンダードでは基本に加えて応用的な知識も問われることから、まずはベーシックの取得を目指すとよいでしょう。

スタンダードは知識だけでなく論理的な思考も必要となるため、実際にパソコンで「VBA」のプログラムを組んだり問題集を利用したりする演習が有効です。

合格までに必要な勉強時間

プログラミング学習初心者が「VBA」エキスパートの合格を目指すのであれば、「VBA」エキスパートベーシックなら最低でも約1カ月、スタンダードなら約3カ月の勉強時間が必要です。

とくにスタンダードは難易度が高い試験なので、十分に勉強時間を確保した上で試験に臨むことをおすすめします。

VBAエキスパートの合格率

「VBA」エキスパートの合格率は、公開されていません。ただし、実際に受験した人の感想を踏まえると、MOS(Microsoft Office Specialist)よりもやや高めの難易度と予想できるため、MOSの合格率がひとつの目安となるでしょう。

MOSも具体的な合格率は公開されていませんが、合格率は60%前後とされているため、50~55%程度が「VBA」エキスパートの合格率の目安といえます。

VBA資格の学習におすすめの方法

おすすめの方法

「VBA」資格のおすすめの学習方法は、主に以下の2つです。

  • 問題集・参考書を使って勉強する方法
  • スクールや学習サイトで勉強する方法

それぞれ詳しく解説します。

問題集・参考書を使って勉強する方法

問題集や参考書は、資格試験の一般的な学習方法です。「VBA」資格においても、出題範囲の知識を網羅的に学べる問題集や参考書は多くあります。

問題集や参考書によって理解しやすさや学び方が異なります。初心者が短時間で使い方を身につけることを目的としたものやイラストを使ってわかりやすく解説されたものなどがあるため、実際に自分の目で見て自分に合った最適な問題集・参考書を選びましょう。

どの書籍で勉強するか迷っている場合は、「VBA」エキスパート公式テキストがおすすめです。

スクールや学習サイトで勉強する方法

「VBA」資格を取得しようとするとき、プログラミングスクールの受講や学習サイトの活用も効果的な学習方法です。

学習サイトは無料で活用できるものもあるため、独学で学習する際は問題集や参考書と併用すると効率的に学べます。

プログラミングスクールは受講費用がかかるものの、プロの講師から直接教えてもらえるため、独学よりも恵まれた環境で学べるでしょう。

疑問点もプロの講師に聞けばすぐ解消できるため、独学に比べて効率的な学習が可能です。

VBAの資格を取って就職を有利にしよう

就職を有利にしよう

本記事では、「VBA」の資格の種類や資格を取得するメリット・デメリットを解説しました。Excelを業務で使用している企業は多いため、「VBA」資格の取得は就職や転職の際に大きなアピールポイントとなります。

プログラミング学習初心者にとってはやや難易度が高い資格も含まれますが、時間や費用を投じてでも取得するメリットは十分にある資格です。

本記事を参考に、自身に合った学習方法を選択し、資格取得を目指してみてください。

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