Ruby

最終更新日: 2024.01.26 (公開: 2023.04.25)

Rubyとはどんな言語なの?特徴やできること、学習方法を解説

Rubyとはどんな言語なの?特徴やできること、学習方法を解説

Rubyは日本人が開発した言語で、Webアプリを中心にさまざまなものを開発できるプログラミング言語です。本記事では、Rubyの特徴や作れるもの、おすすめの学習方法について解説します。

プログラミング言語には多くの種類がありますが、これからプログラミングを学習したいと考えている方におすすめの言語が「Ruby」です。

Rubyは日本人が開発した言語で、Webアプリを中心にさまざまなものを開発できます。少ないコードで複雑な処理を記述できるため、初心者でも比較的学習しやすい言語です。

本記事ではRubyに興味がある方へ向けて、Rubyの特徴や作れるもの、おすすめの学習方法などについて解説します。

Rubyとは?

Rubyとは?

「Ruby」は、まつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向とは、プログラム単体を「モノ」としてとらえ、「モノ」としてのオブジェクトを構造的に積み上げていくようにプログラミングする考え方を指します。

「Ruby」は同じくオブジェクト指向の言語である「Python」をベースに開発されており、Web開発に強いのが特徴です。

日本人が開発した言語のため日本語による解説が多く、参考書や学習サイトも充実しています。フレームワークと呼ばれるプログラミング時に有用なパーツも充実しているため、プログラミング初心者にもおすすめの言語です。

Rubyの特徴を知っておこう!

Rubyの特徴を知っておこう!

「Ruby」を学習する前に、「Ruby」の特徴を知っておきましょう。「Ruby」の主な特徴は4つです。

  • ソースコードの記述が少ない
  • オブジェクト指向言語なので多様な使い分けができる
  • 開発者が日本人
  • Web開発用のフレームワークがある

それぞれ詳しく解説します。

ソースコードの記述量が少ない

「Ruby」は他の主要なプログラミング言語に比べて、同じ処理を記述する際に必要なコードの記述が少ない特徴があります。

記述が少なくシンプルなソースコードなので、書きやすくプログラミング時の負担が少ないです。また記述が少ないためソースコードが読みやすく、プログラミング初心者でも理解しやすいといえます。

とくにプログラミング初心者の場合、他の言語であれば他人の書いたソースコードを読むのが難しいことがあります。しかし「Ruby」は記述が少なく読みやすいため、さまざまな習熟度やスキルで構成されるチーム開発を行う際にも心強い味方となるのです。

オブジェクト指向言語なので多様に使い分けられる

「Ruby」は、「Java」や「C++」と同じオブジェクト指向の言語です。オブジェクト指向とはひとつのプログラムを「モノ」としてとらえ、「モノ」を組み立てるようにプログラミングしていく考え方を指します。

このオブジェクト指向の考え方により、プログラムの共有や多様な使い分けが可能です。オブジェクト指向の特徴により分業がしやすくなるため、大規模なシステムを構築する場合に複数人で作業を分担して進めやすくなります。

オブジェクト指向言語は修正点もわかりやすいため、ソースコードの記述量の少なさと合わさることで工数も少ない傾向にあります。

開発者が日本人

「Ruby」は、「Matz」ことまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。開発者が日本人である数少ない言語で、日本人が開発した言語で初めて国際電気標準会議(IEC)で国際規格に認証された言語でもあります。

「Java」や「C++」などのプログラミング言語は、基本的に英語で最新情報が発信されます。そのため最先端の技術を身につけるためには、相応の英語力が必要です。

しかし「Ruby」の開発者は日本人なので、最新の情報を日本語で取得できます。書籍も日本語で書かれたものが多いため、学習もしやすいです。

Web開発用のフレームワークがある

「Ruby」には、「Ruby on Rails」と呼ばれるWeb開発用のフレームワークが存在しています。フレームワークを活用することで、効率よくWeb開発を行うことが可能です。

「Ruby on Rails」はWebアプリを効率的に開発するためのフレームワークであり、フレームワークを活用しない場合と比較すると開発にかかる時間が短いです。開発時間が短くなれば、その分コストの削減にもつながるためさまざまな企業で活用されています。

Webアプリの開発だけでなく、スマ-トフォン向けアプリや業務システムの開発にも活用できる有用なフレームワークです。

RubyとPythonを比較するとどこが違う?

RubyとPythonを比較するとどこが違う?

「Ruby」は「Python」をベースに開発されたプログラミング言語ですが、「Ruby」と「Python」ではどのような違いがあるのでしょうか。

「Python」は、1991年にオランダで誕生したプログラミング言語です。

「Googleの三大言語」のひとつで、「Java」「C++」と並んでGoogleの開発によく用いられています。

「Python」が人気の理由は汎用性の高さです。「Python」は人工知能の開発以外にも、Webアプリやデスクトップアプリなどの開発が可能です。

一方で「Ruby」もさまざまなものが開発できるため、これら2つの言語は非常に似ています。初心者向けの言語という点も一致していますが、学習のしやすさは「Ruby」の方がおすすめです。

「Ruby」のフレームワークは、基本的に「Ruby on Rails」を用いるので、他のフレームワークを学習する必要性はあまりありません。日本語による解説も豊富なため、初心者が一から学習するのであれば「Ruby」がおすすめです。

Rubyでできること

Rubyでできること

「Ruby」はさまざまなものを開発できる言語ですが、具体的にどのようなことができるのでしょうか。「Ruby」でできることは主に4つです。

  • Webアプリの開発ができる
  • スマートフォンアプリの開発ができる
  • スクレイピングの実装ができる
  • AI(人工知能)の開発ができる

それぞれ詳しく解説します。

Webアプリの開発ができる

「Ruby」は、Webアプリの開発によく用いられる言語です。SNSやマッチングサイトなどの開発に用いられることもあり、汎用性の高さは大きな魅力です。

「Ruby」がWebアプリの開発でよく用いられている要因には、「Ruby on Rails」の存在があります。「Ruby on Rails」を活用することで、管理画面や認証機能などを一から作成する必要がなくなるため短期間での開発が可能です。

開発期間が短くなれば開発コストも軽減されるため、比較的低予算でアプリを開発できます。

スマートフォンアプリの開発ができる

「Ruby」は、Webアプリだけでなくスマートフォンアプリも開発できます。

スマートフォンアプリは「Java」や「Swift」でも開発できます。しかしアプリで取得したメールアドレスなどのユーザーに関する情報を保存するためのプログラムは、「Ruby」で開発が可能です。

スクレイピングの実装ができる

スクレイピングとは、Webサイト上の情報を収集して加工することを指します。「Ruby」にはスクレイピング用のライブラリがあるため、データの調査や分析にも「Ruby」は活用できるのです。

「Ruby」のスクレイピング用のライブラリは「Nokogiri」です。「Nokogiri」を活用することで特定要素の抽出が容易になるため、やや面倒なスクレイピングを簡単に実装できます。

AI(人工知能)の開発ができる

「Ruby」は「Python」をベースに開発されていることから、「Ruby」も「Python」と同じくAIの開発が可能です。「Python」ほどライブラリは充実していませんが、機械学習のライブラリもあります。

「Ruby」で機械学習を実装する際は、「PyCall」というライブラリの活用がおすすめです。「PyCall」は「Python」のオブジェクトにアクセスして呼び出しができるため、「Ruby」で設計したシステムでも機械学習の実装が可能となります。

Rubyが日本で人気な理由

Rubyが日本で人気な理由

「Ruby」が日本で人気である理由のひとつに、開発者が日本人という点が挙げられます。他の言語は英語で書かれた参考書や公式サイトが多いです。しかし、「Ruby」の開発者は日本人なので、日本語で書かれた参考書が多く、有用な参考書も豊富なことは人気の理由のひとつといえます。

また、豊富なライブラリや記述の短いコードによる開発効率の高さも人気の要因です。アプリを開発する際の作業ストレスが少なくなるため、楽しくわかりやすいプログラミングが実現できます。

「Ruby」の参考資料が日本語な点やコードの書きやすさ・読みやすい点で、これからプログラミングを学習しようと考えている方にとっても大きなメリットです。以上のことからRubyは学習のハードルが低く、初心者にもおすすめのプログラミング言語で、人気といえるでしょう。

Ruby(Ruby on Rails)の活用例を解説!

Ruby(Ruby on Rails)の活用例を解説!

「Ruby」は、さまざまなWebサイトやアプリの開発に用いられています。下記はRubyを使って実装された知名度の高いWebサイトやアプリです。

  • Twitter
  • クックパッド
  • クラウドワークス
  • GitHub

それぞれのWebサイト、アプリで「Ruby(Ruby on Rails)」がどのように活用されたのか見ていきます。

Twitter

世界的に有名なSNSである「Twitter」は、サービス開始当初「Ruby on Rails」をフレームワークとして使用していました。

しかし、処理速度の違いから、現在は「Ruby on Rails」ではなく「Scala」で開発を行っています。スタートアップ時に使っていたことからも、「Ruby」がいかに優れたプログラミング言語なのかがわかるでしょう。

とくに開発効率の高さは、スタートアップの実践向きです。

クックパッド

「クックパッド」は、国内有数のレシピ共有サイトです。

2008年から「Ruby on Rails」を採用している「クックパッド」は、「世界最大級のモノリシックRailsサービス」としても有名です。

サイトの構成上、ユーザーから投稿された膨大なレシピ情報や会員情報を管理する必要があります。そのため「Ruby on Rails」を活用することで、ユーザーの利便性と楽しさを重視したサイトが構築されています。

クラウドワークス

「クラウドワークス」は、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。仕事を探している人(ワーカー)と、仕事を依頼したい企業(クライアント)の仲介を行っています。

利便性の向上などを目的に仕様変更が行われることも多いですが、「Ruby on Rails」のシンプルな文法であれば柔軟かつ頻繁な仕様変更が可能です。

開発効率がよい「Ruby」のメリットを、最大限活用しているWebサイトです。

GitHub

「GitHub」は、多くのITエンジニアが利用しているソースコード共有サービスです。「Git」はソースコードのバージョン管理システムを指し、「Git」を中継して「GitHub」はネット上にソースコードを公開しています。

「GitHub」を利用して世界中のエンジニアとオンライン開発ができ、開発中にバグが発生した際もすぐに任意のバージョンに戻すことが可能です。

オンライン開発は他のオープンソースにはない「GitHub」の特徴ですが、「Ruby on Rails」を使用することでオンライン開発が可能となっています。

「Ruby on Rails」の高い柔軟性によって、オンライン開発が実現できているのです。

Ruby入門のための学習方法

Ruby入門のための学習方法

「Ruby」を学習するには、どのような方法があるのでしょうか。「Ruby」を学習する主な方法は以下の3つです。

  • 書籍で学習する
  • オンライン学習サービスを使う
  • スクールに通う

それぞれ詳しく解説します。

書籍で学習する

書籍は、プログラミングを学習する際の一般的な方法です。とくに「Ruby」は日本語の良質な書籍が多いため、書籍での勉強は効果的です。習熟度に合わせた書籍の数も多いため、自身のレベルに応じてさまざまな書籍を購入し学習・実践してください。

とくにおすすめの書籍は、開発者のまつもとゆきひろ氏が監修している「たのしいRuby」です。初心者でもわかりやすいように解説されているため、「Ruby」の入門書としてもぴったりです。

書籍での学習はモチベーションの維持が難しくなる可能性があるため、目標を明確にして計画的に学習を進めていくことをおすすめします。

オンライン学習サービスを使う

独学でプログラミングを学習する際は、オンライン学習サービスの活用もおすすめです。初心者から上級者まで幅広い講座を取り揃えているサービスも多く、無料で学べる学習サイトもあります。

学習がオンラインで完結するため、時間や場所を問わず学習できる点も大きなメリットです。

動画買い切り型サービスは、1度購入してしまえば何度でも視聴できるため、学習を進めていく過程でわからなくなっても何度でも復習できます。

「Ruby」は日本語の情報が豊富なため、インターネット上の情報も参考にしながら効率よく学習を進められるでしょう。

スクールに通う

独学で学習できるか不安な方には、プログラミングスクールで学ぶ方法がおすすめです。書籍や学習サービスと比較するとどうしても費用は高くなります。しかしスクールの場合は、専門の講師が教えてくれるため独学よりも効率よくプログラミングを学習することが可能です。

効率よく学習を進める環境も整っており、疑問点は講師に質問すればすぐに解決できる点は独学にはないメリットです。

またスクールでは共に学ぶ受講生がいるため、モチベーションを保ちやすいといった、受講料に見合ったメリットがあります。

実践的なプログラミングを学習できるため、将来的にエンジニアを目指すという強い意志のある方はプログラミングスクールの受講がおすすめです。

Rubyを学んで効率のよい開発を進めよう!

Rubyを学んで効率のよい開発を進めよう!

本記事では「Ruby」に興味がある方へ向け、「Ruby」の特徴や作れるもの、おすすめの学習方法について解説しました。

「Ruby」はわかりやすく楽しいプログラミング言語で、初心者でも学習のハードルは比較的低い特徴があります。プログラミング言語としても人気で人材需要も安定しているため、将来性も十分期待できる言語です。

今回紹介した「Ruby」の特徴や活用例に興味を持った方は、ぜひ「Ruby」を学習してみてください。

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