プログラミングは30代女性も習得できる！自分にあった勉強法を見つけよう

30代の女性の中には「これからプログラミングを学んでみたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし「忙しくて時間が取れない」「30代でプログラマーに転身できるかどうかわからなくて不安だ」となかなか一歩が踏み出せない方もいるかもしれません。

この記事では30代の女性がプログラミングを勉強した後の活かし方や、転職ポイントについて紹介します。これからプログラミングを学んでみたい30代女性の方はぜひ参考にしてください。

30代女性がプログラミングを習得する4つのメリットとは？

30代女性がプログラミングを学習するメリットには、大きくわけて4つあります。具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

手に職をつけられる

プログラミングを習得することは「手に職をつけられる」ということです。
企業にとって、プログラミングスキルを持つ技術者は貴重な人材です。そのため年齢にかかわらず、プログラミングスキルを習得しておけば、仕事につながる可能性があります。

また、プログラマーであれば会社に勤めず、在宅でフリーランスとしても働けますので、とくにライフスタイルが変化しやすい女性も働きやすい職種となっています。

在宅で働ける可能性がある

プログラミングスキルがあれば先にも紹介したように、会社に所属することにこだわらず、フリーランスなどの働き方も選択できます。プログラマーの中には、実際にフリーランスとして在宅で仕事をしている方が多くいます。

「子供が小さくて毎日外に働きに出られない」といった場合にも、在宅であれば家事や育児と並行しながら仕事ができるため、女性の働く選択肢を増やすこともできます。

収入アップが期待できる

プログラミングスキルを身につけることで、場合によっては今よりも収入アップも期待できます。プログラマーは身につけたスキルの種類や難易度によって、大きく収入が上がる可能性があります。そのため、未経験からでも実務経験を積んでどんどんスキルアップができれば、年収アップにつながっていくのもプログラマーとして仕事をするメリットです。

会社員として働いていてもそれほど大きな収入の変動はないため「スキルアップして収入を上げたい」「フリーランスでどんどん稼ぎたい」という方は、プログラマーという仕事も選択肢の一つとして考えてみましょう。

副業収入を得られる

プログラミングの技術を身につけることで、本業の仕事以外に在宅で副業として働くこともできます。プログラミング初心者が副業としてプログラミングで仕事を受ける場合は、クラウドソーシングサービスなどを活用するのがおすすめです。

はじめのうちは簡単な案件をこなして実績を作り、クライアントからの評価を高くすることで、次の仕事につながりやすくなります。ただしあくまで副業として仕事をする場合は、本業との兼ね合いも考えて無理な量の仕事をうけないように、しっかりと調整することが大切です。

30代女性でもプログラミングを習得できる！

30代の女性がプログラミングの勉強を始めるのは「遅い」「難しい」といわれることがありますが、未経験の30代女性でもプログラミングの習得は可能です。

ここでは、30代の女性でもプログラミングスキルを習得できる理由について解説します。

プログラミング学習において男女差はない

プログラミング学習の向き不向きに、男女差はありません。「女性だから難しい」のではなく、男性であってもプログラミングに向いていない人もいるため、「個人差」があると考えられます。

そのため「女性だからプログラミングの習得は無理」などとあきらめる必要はありません。女性もプログラマーとして活躍する方は年々増えているので、プログラミングに関する社会の認識も変わりはじめています。ゆえに、まずは挑戦してみることが大切です。

30代から勉強を始めるのは遅くない

プログラミングは、30代から勉強を始めても決して遅くはありません。近年は「Ruby」「Python」といった記述方法がシンプルで理解しやすいプログラミング言語も増えており、初学者でも学びやすい環境が整ってきています。まずは簡単なプログラミング言語の基礎を身につけてから、難易度の高い言語にも挑戦しましょう。

ただし30代からプログラミング学習を始める場合は、仕事や家事・育児とプログラミング学習を並行する方が多くなるため、10代20代よりも学習時間の確保が難しいことを認識しておく必要があります。

まずは無理のない範囲で学習時間の確保をすること、また「スキルを身につけたい」という強い意志を持ち、継続して学ぶことが大切です。

習得後に活かせる場面が多い

30代からプログラミングを勉強してスキルを身につけたあとは、さまざまな仕事につながっていく可能性があります。IT業界では人手不足が続いており、スキルを持った人材への需要が高まっています。そのため、実務未経験でも受け入れてくれるプログラマーやエンジニアの求人があります。

また、プログラマーは正社員だけではなく、フリーランスや副業としてなど幅広い働き方が可能です。小さなお子さんがいる方でも働きやすい環境が整っているため、プログラミングに興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

30代女性がプログラマーに転職するためのポイント

30代女性がプログラマーに転職するためのポイントは大きくわけて4つあります。ポイントを押さえておくことで、より理想的な働き方を見つけやすくなります。ここからは、30代女性がプログラマーとして転職する場合のポイントを詳しく解説します。

IT業界に強い転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、転職希望者それぞれの希望にそった求人を紹介してくれるサービスです。30代女性がプログラマーとして転職先を探す場合は、とくにIT業界に強いエージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントといっても、それぞれのエージェントごとの特徴があり、得意分野があります。IT業界に強い転職エージェントであれば、担当アドバイザーがIT業界に強いパイプを持ち、プログラマーに関する案件を多く取り扱っているといった特徴があります。

公開案件は少なくとも、非公開案件を多数抱えているエージェントもあるため、利用するならIT特化型のエージェントがおすすめです。

プログラミングスクールに通う

「プログラミングのスキルに自信が持てない」「もっと高度なスキルを身につけたい」という方は、プログラミングスクールに通うという方法もおすすめです。転職活動を有利にすすめるには、プログラミングに関する豊富な知識とスキルが必須です。

スクールに通うには費用がかかるものの、IT現場で使用されている実践的なスキルを身につけられます。またプログラミングスクールの中には、転職支援をしているところもあり、スキルを習得した後に就職先を紹介してくれる場合もあります。

小さなお子さんがいて通いにくい場合は「オンラインスクール」という選択肢もあるため、スキルをしっかり身につけたい方はスクールで学ぶ方法も検討しましょう。

ハローワークの職業訓練で学べる内容を確認

プログラミングスキルをハローワークの職業訓練で学ぶときには、具体的にどのようなことを学べるのかをしっかり確認する必要があります。なぜなら、職業訓練で学べることと、実際に企業が求めている人材にずれがある場合が考えられるからです。

職業訓練校でのプログラミング学習は、短期間で広く多くのことを学習するカリキュラムになっています。もちろん選ぶコースによって学習内容は異なるため、自分が学びたいこととカリキュラムがあっているかを事前にしっかり確認しておきましょう。

ワークライフバランスがとりやすいかどうか

プログラミングスキルを習得して転職するときに、ワークライフバランスがとりやすいかどうかも確認しておく必要があります。とくに子育て世代は、自分の求める仕事のやり方とも照らし合わせることが大切です。

せっかく転職しても「仕事の時間を確保すると子供の面倒が見られない」といったことになってしまうと、せっかく身につけたプログラミングスキルを十分に発揮できません。子育てが支障なくできるような勤務形態や時間の転職先を選ぶ必要があります。

30代からプログラミングを学習する方法

30代からプログラミングを学習する方法は、大きく分けて3つです。それぞれの学習方法について詳しく解説します。

書籍や学習サイトを使って独学で勉強する

プログラミングを学習するために、書籍や学習サイトを使って独学で勉強する方法があります。プログラミングの学習サイトにはさまざまな種類があり、基礎だけなら無料で学べる学習サイトも多くあります。

書籍や学習サイトを利用して独学する場合は、スクールに通うより費用がかからず、また時間も拘束されないため、自分の好きな時間に好きなように勉強を進められるメリットもあります。

ただし、わからないことを質問できないというデメリットがあるため、疑問点を聞ける掲示板やネットのコミュニティなどを並行して活用する必要があります。

プログラミングスクールに通う

ある程度の費用を確保できるなら、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。プログラミングスクールに通えば、基礎から実践的なスキルまでしっかりと学ぶことができ、わからないことは講師にその場で質問できます。

また、学習したい内容に特化したコースを選ぶことで、短期間で必要なスキルが身につきます。スクールによっては転職サポートがあるため、卒業後に希望の仕事に就ける可能性が高いことも、メリットです。

ただし、スクールに通うためには時間がかかるため、子供がいて通えない場合や仕事が忙しい方は、オンラインスクールも検討してみましょう。

研修がしっかりしている企業に就職する

プログラミングスキルの基礎だけ身につけて未経験のまま、企業に就職して仕事をしつつ学習する方法もあります。ただし未経験でスキルがない人材を募集している企業の中には、仕事をしても有用なスキルが身につかない場合もあるため、注意が必要です。

とはいえ企業で経験を積みながらさらに高いスキルを習得できれば、仕事の幅を広げることができます。研修制度が整っていてキャリアアップが可能かどうかを確認してから転職するのがおすすめです。

30代女性が独学で勉強するメリット・デメリット

30代女性の中には、スクールに通う時間がなく、独学で学ぶことを考える方も多いです。しかし独学でプログラミングの勉強をすることにはメリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、独学でプログラミングを勉強するメリットやデメリットを詳しく解説します。

独学のメリット

30代の女性が独学でプログラミングを学習するメリットは、大きくわけて2つあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、確認しましょう。

自分のペースで勉強できる

独学でプログラミングを学習する場合は、自分のペースで勉強できるのがメリットとなります。自分の好きな時間に好きなペースで勉強を進めることができ「この時間は必ず空けておかなくてはならない」ということもありません。

スクールに通うために無理をして時間を作る必要がないため、子供がいて外出する時間があまりとれない、決まった日に決まった時間を確保するのが難しい方にはおすすめの学習方法です。

費用がかからない

費用があまりかからないのも、独学の大きなメリットです。スクールで学ぶ場合は、コースによっても違いますが、10万円から50万円といったまとまった費用がかかります。

一方で独学の場合は、書籍の費用や学習サイト登録費用程度で、そこまで大きな経済的負担は必要ありません。そのため、独学は大きな費用をかけられないという方にもおすすめの学習方法です。

独学のデメリット

独学でプログラミングを学ぶ方法にはメリットばかりではなく、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか、詳しく解説します。

強い意志がないと習得しにくい

独学の場合は一人で学習を続ける必要があるため、どうしても学習に対するモチベーションが下がりやすいです。「スキルを絶対に身につける！」といった強い意志がなくては実務レベルのプログラミングスキルを習得しにくい可能性があります。また、仕事や家事・育児に追われて「勉強する時間が取れない」ということもあります。

そのため独学でプログラミングを学習するときには、一日単位での学習のゴール、週間ごとの学習のゴールなど「到達しやすい目標」「見える目標」をこまめに設定すると、モチベーションの維持に役立ちます。

わからないことをすぐに相談できる相手がいない

わからないことをすぐに質問できる相手がいないのも独学のデメリットです。プログラミングを学習していると、どうしても理解できない部分が出てきます。わからない部分があり、自分で調べても解決できない場合は、わからない部分をそのままにして別のところの学習を進めなければなりません。

「理解できない部分が残ってしまった」という事態にしないためには、わからない部分の質問ができる相手を見つけることが大切です。たとえば学習セミナーに参加する方法や、質問ができるサイトを見つける方法など、数多くあります。独学で勉強するときには、わからないところをわからないままにしておかないように対策を立てることが重要です。

30代女性におすすめのプログラミングスクールを紹介

「独学では続けにくい」「ある程度カリキュラムにそって勉強したい」という30代女性には、プログラミングスクールで学ぶ方法がおすすめです。

ただし、プログラミングスクールによって特徴が大きく違っているため、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。ここではそれぞれの希望に合わせたおすすめのスクールを紹介します。

就職や転職を考えている人におすすめのスクール

プログラミングを学習してスキルを身につけたらすぐに就職・転職したいという人であれば、就職支援やサポートがあるスクールがおすすめです。

まずは就職や転職を考えている方におすすめのスクールを3つ紹介します。

①テックアカデミー

テックアカデミー

「テックアカデミー」は、プログラミング、Webアプリ開発、Webデザインなど目的に合ったスキルを習得できるスクールです。習得したいスキルに合わせて多彩なコースがあり、最短4週間程度で現場において活用できるプログラミングスキルを身につけられます。また、オンライン学習のため「子供がいて外出しにくい」という女性でも学びやすいというメリットがあります。

さらに、まったくの未経験や初心者でも受講できるコースがあり、学べるプログラミング言語もJavaやPython、PHP/Laravelなど人気のある言語が用意されているので、目的に合った言語を学ぶことが可能です。

受講後に転職サポートを受けたい場合は「エンジニア転職保障コース」がおすすめです。

②DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP

「DMM WEBCAMP」は、オンライン型のプログラミングスクールです。受講生のうち、未経験者の割合が97％であることから、未経験者でも学びやすい特徴があります。専門技術コースや短期集中コース、就業両立コースなどさまざまなスタイルに合わせたコースがあるため、自分に合うコースを選べるのも特徴です。

学習内容はコースによって違いますが、Web開発スキルやチーム開発スキル、ビジネススキルなどさまざまなスキルを学べる環境があるため、目的に合わせた学習内容を選ぶことが大切です。転職成功率は98％となっているので、転職や就職目的で学習したい方におすすめです。

③Ms.Engineer（ミズエンジニア）

Ms.Engineer（ミズエンジニア）

「Ms.Engineer（ミズエンジニア）」は、未経験の人でも最短6カ月で、実践レベルで使えるスキルを持ったエンジニアになれるカリキュラムが提供されています。学習形態はオンラインで、女性のみの環境で学べるブートキャンプ形式をとっており、短期で即戦力となる女性エンジニアを育てる仕組みです。

受験生の83％は未経験者であることから、未経験者であっても十分戦力になりえるエンジニアに育てられるスクールです。

またコース中に転職をサポートするさまざまなプログラムを実施しており、「模擬面接」「提出書類の添削」「テクニカルテスト対策」なども相談に応じて対応しています。

「男性ばかりのスクールに通うのは抵抗がある」という女性にもおすすめのスクールです。

子育て中の人が通いやすいスクール

プログラミングスクール中には、子育て中の方でも学びやすいスクールもあります。ここでは、子育て中の方におすすめのスクールを紹介します。

①テックキャンプ

テックキャンプ

「テックキャンプ」の受講形式には、教室通学とオンライン受講の2通りがあります。子育て中でスクールに通うのが難しい方は、オンライン受講をおすすめします。テックキャンプのプログラム未経験者率は97％ですが、就職率は98％なので、未経験者であってもカリキュラム終了後にプログラマーとして活躍できます。

学習内容としては、Webサービス開発やオリジナルサービス開発・DXプログラミング・AI(人工知能)入門など多岐にわたります。またプログラミングを学んで「副業」をしたい方のために、副業向けのスキルの習得に特化したコースもあるため、子育てをしながら自宅で副業をしたい方にもおすすめです。

②侍エンジニア

侍エンジニア

「侍エンジニア」の受講形式はオンラインであり、未経験者の割合は90％となっています。さらに、侍エンジニアでは女性向け優待プログラムが用意されているのが大きな特徴です。

女性向けの優待を利用することでマンツーマンレッスンと同じ内容のサービスのまま、全コースを一律5%OFFで受講できます。そのほかシングルマザー向けとして、サービス内容はそのままに全コース一律25%OFFで提供しています。

プログラミングの基礎学習からアプリの開発、コースによっては多様な制作ツールの使い方まで学べるため、プログラミングを仕事にしたい子育て中の女性やシングルマザーの方にとくにおすすめです。

③デジタルハリウッド STUDIO by LIG

デジタルハリウッド STUDIO by LIG

「デジタルハリウッド STUDIO by LIG」は、Webクリエイターを育てるスクールとして、Webデザイナーや動画クリエイターを目指せるスクールです。通学式やオンライン式など学ぶスタイルが選べます。また受講生の約8割が未経験者であるため、まったくプログラミングしたことがない初心者の方でも学習を始めることができます。

具体的には、デザインの基礎原則・デザインの企画提案から「Adobe XD」「HTML」「CSS」「JavaScript」「jQuery」などを学べるカリキュラムがあります。わからないことがあってもオンライン・オフラインでの質問を無制限でできるため、疑問点はそのつど質問できます。

また20代や30代の子育て中の女性も多く、忙しい日々の中でどのようにスケジュールを組むのか、カウンセラーに相談しながらスケジューリングできます。通学が難しい場合はフルオンライン形式も選べるため、子育て中の女性でWebクリエイターを目指したい方におすすめのスクールです。

④Famm

Famm

「Famm」は、子育て中の女性が学びやすい「ママ専用Webデザイン講座」に特化したスクールです。オンラインのLIVE配信での授業の上に「無料のシッターサービス」があるため「小さな子供を預けるところがなくて学べない」という方にとくにおすすめです。

また在宅ワークで仕事をしやすいWebデザインのスキルを「1カ月短期集中型」のカリキュラムで学べるため、長期間かけて学ぶ余裕がない女性でも無理なくスケジューリングできます。

さらに講座の卒業後、Fammから実際の案件発注を5件まで保証しているため、仕事の「実績作り」をすぐに実現できます。

「小さな子供がいて集中して学べない」という子育て中の女性は、ぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか。

30代女性がプログラミングを勉強することは将来にプラスになる！

30代女性がプログラミングを習得することで、転職だけでなく、副業やフリーランスとしてプログラミングを仕事につなげることが可能になります。また、30代女性の中には子供を預けられず、外に仕事に行けない方も多くいます。

しかしプログラミングスキルを身につければ、在宅ワークの仕事も受注ができます。また実績を増やしてスキルアップができれば、子供が成長してからあらためて就職を考えるときにも有利になります。

30代女性も今からプログラミング学習を始めて「仕事につながるスキル」を身につけてみてはいかがでしょうか？