Unity

最終更新日: 2024.01.26 (公開: 2022.03.15)

初心者必見!ゲームエンジンUnity(ユニティ)とは?習得メリットや学び方のポイントを徹底解説

初心者必見!ゲームエンジンUnity(ユニティ)とは?習得メリットや学び方のポイントを徹底解説
  • ゲームを作りたいけれど何を学ぶべきかわからない
  • ゲーム系企業に就職するために必要な知識を知りたい
  • ゲームを簡単に作れるゲームエンジンについて学びたい

このような悩みを抱えているのではないでしょうか。ゲーム制作にはプログラミング・グラフィック・サウンドなど、あらゆる「リソース」を制作する必要があります。そのため、ゲームクリエイターを目指していても、途中で挫折してしまう人は少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、今回紹介する「Unity(ユニティ)」というゲームエンジンです。Unityは汎用性の高いゲームエンジンで、さまざまなプラットフォームで動くゲームエンジンを簡単に作れます。Unityの基本的な知識を身につけておけば、エンジニアとして転職する際も有利です。

本記事では、ゲームエンジンUnityの魅力や学び方、活用事例などについて詳しく解説します。この記事を読めばUnityに関する基礎知識が身につき、ITエンジニアやゲームクリエイターとして新たなキャリアを築きやすくなるでしょう。

Unityとは

Unityとは

「Unity(ユニティ)」とは、Unity Technologies(ユニティ・テクノロジーズ)社が提供する「汎用ゲームエンジン」です。そもそもゲームエンジンとは、何なのでしょうか。ゲームエンジンは、ゲーム開発に欠かせない下記のようなリソース・システム制作を効率化して、ゲーム開発をサポートしてくれるソフトウェアです。

  • プログラム
  • グラフィック
  • サウンド
  • ユーザーインターフェイス
  • 入力機器操作
  • データ管理
  • 物理エンジン

上記のうちどれかが欠けているだけで、ゲームはゲームとして成り立たなくなります。さらに、現在ではユーザーがゲームに要求するものはクオリティや量ともに肥大化しているため、ゲーム制作には膨大な工数が必要です。そのため、少人数でのゲーム制作はもはや困難になっており、ゲームクリエイターを目指していても挫折してしまうことが増えています。

そんなゲーム開発をサポートしてくれるのがUnityです。Unityはゲーム開発に必要なさまざまな機能を搭載しており、ゲーム制作者は細かな部分を自分で作る必要がありません。そのため、Unityを活用すれば少人数でハイクオリティなゲームを制作可能になり、実際に全世界で多くのゲーム会社・スタジオがUnityを採用するようになっています。

Unityの特徴

Unityの特徴

本章ではUnityの具体的な特徴と魅力について、下記5つの観点から詳しく解説します。

  • 様々なプラットフォームで動くゲームを開発可能
  • あらゆるジャンルのゲームを開発できる
  • 2Dと3Dの両方に対応
  • アセットストアが充実
  • プログラミングの知識がなくてもゲームを作れる

様々なプラットフォームで動くゲームを開発可能

Unityは「クロスプラットフォーム」に対応したゲームエンジンです。クロスプラットフォームとは、さまざまなプラットフォーム、すなわちデバイスで動くソフトウェアのこと。ひとくちにゲームといっても、ゲームをプレイできるデバイスには下記のようにさまざまなものがあります。

  • Windows PC
  • Mac
  • Play Station
  • XBOX
  • Nintendo Switch
  • iOS
  • Android

従来のゲーム開発手法では、上記それぞれのデバイスに合わせたプログラムを作る必要がありました。それには膨大な工数がかかるため、ゲーム会社は対象デバイスを絞り込んでゲームを制作していたのです。しかし、デバイスを絞り込めば対象ユーザー数も減るため、販売機会の減少にもつながります。

Unityを使えば、デスクトップPCや家庭用ゲーム機、モバイル端末などあらゆるデバイスで動くゲームを制作を可能にしました。もちろん細かな調整の必要やスペックの制約などはありますが、Unityなら基本的にどんなデバイスでも楽しめるゲームが作れます。

あらゆるジャンルのゲームを開発できる

Unityは汎用ゲームエンジンなので、あらゆるジャンルのゲームを開発できることが魅力です。ゲームにはアクションやシューティング、RPGなどさまざまな種類のものがあります。Unityには高度なライブラリやフレームワーク、すなわちゲーム開発をサポートしてくれる便利な機能が搭載されているため、少人数・短期間でさまざまなジャンルのゲーム開発が可能。

汎用ゲームエンジンを使用しない場合、まずはゲームエンジンから自分で開発する必要があります。しかし、あらゆるジャンルに対応できるゲームエンジンの制作は難しく、どうしても特定のジャンルに偏るものです。制作するゲームのジャンルが変わるたびにゲームエンジンを作り直すのでは、ゲーム開発が効率的に進みませんよね。

Unityならそんな心配はありません。必要な機能はUnityに備わっているため、ゲームクリエイターはキャラクターやステージ、グラフィックなどのゲームシステムを追加していくだけ。マルチプラットフォーム・マルチジャンルのゲーム開発がUnityで可能となるのです。

2Dと3Dの両方に対応

Unityでは立体的な3Dゲームはもちろん、平面的な2Dゲームの開発も可能です。ゲームエンジンは3Dに特化している一方で、2Dゲームは意外と作りにくいということが少なくありません。Unityは2Dゲーム用の物理エンジン・グラフィック表示機能などを搭載しているため、2Dゲームも簡単に作れます。

PCや家庭用ゲーム機など、グラフィックや臨場感を重視するゲームは3Dで開発することがほとんど。一方でレトロな雰囲気を演出したいときや、スペック面での制約が大きいモバイル端末用ゲームは、今でも2Dで開発することが多いです。制作するゲームに合わせて3D・2Dを自由に選ぶことができるのは、Unityの大きな魅力だといえるでしょう。

アセットストアが充実

Unityは「アセットストア」が充実しています。アセットストアとは、ゲーム内で使用するキャラクターや画像、音楽などのリソースを販売・入手できる機能のこと。前述したように、ゲーム開発にはあらゆるリソース制作の手間がかかりますが、アセットストアを利用すれば煩雑な工数を省いて効率的にゲームを開発できます。

たとえば、ゲーム内で使用するキャラクターの制作は意外と大変です。ただ顔や身体の3Dモデルやテクスチャ(画像)を作るだけではなく、アニメーションを実装するための骨組みや表情なども必要不可欠。アセットストアを利用すれば、すべてが揃ったキャラクターモデルが自分のゲーム内で使えるのです。

また、Unityにはアセットバンドル機能もあり、多数のアセットを効率的に管理することもできます。あらゆる点でゲームクリエイターにフレンドリーなところが、Unityが人気を集めている理由です。

プログラミングの知識がなくてもゲームを作れる

プログラミングの知識がなくてもゲームを作れる

引用元:Unity

Unityではどのバージョンでも「Bolt」が無料で使えます。Boltとは「ビジュアルスクリプティングシステム」のことで、これを使用すれば簡単な3Dゲームくらいであればプログラミングなしでゲームを作れます。たとえば、ゲームステージの設置やキャラクターの移動など、ゲームの基本的な機能をプログラミングなしで実装できるのです。

ゲーム制作には高度なプログラミングの知識が必須ですが、Unityなら入門者でも簡単にゲームを開発できます。もちろん、Boltでのゲーム開発には限界があるため、よりハイクオリティなものを作りたいなら後述する「C#」のスキルが必須です。しかし、入門者にフレンドリーという点では、Unityは非常に魅力的なゲームエンジンだといえるでしょう。

Unityを使うメリット

Unityを使うメリット

Unityを使うことで得られる、具体的なメリット・ベネフィットについて本章で詳しく解説します。とくに重要なのは下記3つのポイントです。

  • 無料で大部分が使用可能
  • 幅広いプラットフォームに対応
  • 初心者でも扱いやすい

無料で大部分が使用可能

Unityは無料で大部分の機能を利用可能です。Unityには大きく分けて下記4つのバージョンがあり、それぞれ利用できる機能が異なります。

Unityのバージョン 参考価格(税込) 概要
Personal 無料 趣味でゲームを制作したい人や、小規模なスタジオ向けのバージョン
Plus 月額4,200円 Unity AnalyticsやPerformance Reportingなど、より高度なゲームクリエイター向け機能を利用可能
Pro 月額15,000円 プロエディターUIスキンも含めた、すべてのUnity機能を利用可能
エンタープライズ向けUnity 不明 21人以上の大規模なスタジオ向けのバージョンで、チームに最適化したカスタマイズ機能を利用可能

Unityの無料プラン(Personal)は、個人や小規模スタジオであれば基本的に誰でも使えます。無料でありながらゲーム制作に必要な機能がすべて利用できるので便利です。さらに、Unityはロイヤリティフリーなので成果物の著作権はクリエイター側にあり、収益の一部が徴収されることもありません。

幅広いプラットフォームに対応

前述したように、Unityはクロスプラットフォームに対応したゲームエンジンなので、Unityで制作したゲームはさまざまなデバイスで動きます。たとえば、デスクトップPCや家庭用ゲーム機はもちろん、スマホ端末でも楽しめるゲームを制作可能です。

ただし、デバイスのスペックを超えた動作はできません。PC向けにグラフィックを追求したタイトルは、スマホやタブレットなどのモバイル端末ではまず動かないでしょう。デバイスへの最適化に関しては、クリエイター次第になるので注意してください。

初心者でも扱いやすい

Unityはゲーム制作の経験がない人や、プログラミング初心者でも非常に扱いやすいことが魅力です。Unityには「ビジュアルスクリプティングシステム」があり、簡単なゲームならプログラミングなしで作れるというのは前述したとおり。操作に慣れさえすれば、個人でもハイクオリティなゲームが作れます。

ただし、より高度なゲーム開発にチャレンジしたくなったときは、「C#」という言語を習得する必要があります。C#はマイクロソフト社が開発したオブジェクト指向のプログラミング言語で、これを習得すればプロ顔負けの魅力的なゲームが作れるようになるでしょう。

Unityの活用事例と作品事例

Unityの活用事例と作品事例

本章ではUnityの活用事例と作品事例について、とくに代表的な下記4つのものから紹介します。

  • スマートフォンのゲームアプリケーション
  • 建築・医療・自動車分野の効率化
  • AR(拡張現実)
  • VTuberのモーション

スマートフォンのゲームアプリケーション

Unityはさまざまなゲーム会社・スタジオでの活用事例がありますが、とくにスマホ向けのゲームで採用されることが多いです。近年のスマホはスペックが急速に進化しているため、2Dゲームだけではなく3Dゲームも問題なく制作できます。

将来的にモバイル端末向けのゲームクリエイター・ゲームプログラマーになりたい人は、今からUnityを学んでスマホゲーム制作のスキルを磨いておくといいでしょう。ここではUnityで作られた代表的なゲームである「Pokemon GO」を紹介します。

Pokemon GO(Niantic, Inc.)

「Pokemon GO(ポケモンGO)」は、アメリカの「Niantic, Inc.(ナイアンティック)」が開発したスマホ向けゲームアプリです。UnityはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、すなわち想像上の世界を疑似体験できる機能に注力しています。そのVRとARの技術を活用して制作されたのがPokemon GOです。

Pokemon GOに搭載されているAR機能では、スマホの画面内に現実世界の風景を映し出して、そこにポケモンが登場します。まるで自分がポケモントレーナー(ポケトレ)になって、目当てのポケモンを獲得するような臨場感が味わえることが魅力。リリース直後から爆発的な売上を記録するなど、商業的に大成功を収めたタイトルです。

建築・医療・自動車分野の効率化

ゲームエンジンとして有名なUnityですが、実は建築・医療・自動車などの専門的な分野での活用事例もあります。Unityの技術を応用すれば、これらの分野における業務を大幅に効率化できるのです。

たとえば建築分野では、設計した建築物の内部をVR化することにより、実際に訪れたときのように建築物の構造を疑似体験できます。医療分野では手術の練習やシミュレーション、自動車分野では運転や事故のシミュレーションなどに応用可能です。

Unityはゲームプログラマー志望の人だけではなく、グラフィック関連のエンジニアになりたい人にも向いています。Unityを習得しておけば、転職の選択肢がさらに広がるでしょう。

teamLabBody(チームラボ)

「チームラボ」が開発した「teamLabBody」は、生きた人体の動作と形態を再現した、世界初の3D人体解剖アプリです。人体を扱う医師にとって、人体のあらゆる構造への理解は欠かせません。しかし二次元の参考書などでは理解が深まらず、実際に人体を解剖できる機会は医学部の解剖実習くらいのもの。

teamLabBodyを活用すると、まるで人体を解剖したときのように、人間の骨格や関節の動きなど、医者として必要な知識を身につけることができます。忠実な3Dモデルで再現されているだけではなく、各部位の詳細な表示も可能です。テキストで学ぶよりはるかに理解が進み、医学のさらなる知識習得と治療・手術のシミュレーションに役立ちます。

AR(拡張現実)

Unityは仮想空間上でゲームを疑似体験できるVRだけではなく、現実空間と3Dグラフィックを組み合わせた「AR」も実現できます。先ほど紹介したPokemon GOは、ゲームにARを搭載した代表的な事例です。本章では、ほかにARを活用した事例として有名な「visiMax Mobile」を紹介します。

visiMax Mobile(竹中工務店)

「visiMax Mobile」は、大手総合建設会社(ゼネコン)の「竹中工務店」が開発した、建築現場におけるVRシミュレーターです。建築現場では、模型やCGだけでは建築物や施工のイメージがつきにくいことがあります。それが建築時のトラブルやミスにつながることも。

visiMax Mobileを活用することで、建築物の質感や日当たり、内部の構造や広さなどをあらかじめ確認できます。設計段階での調査や意思確認を確実に行いやすくなるため、クライアントとのトラブルを未然に防ぐことが可能です。

VTuberのモーション

「VTuber」のモーション分野でもUnityが活用されています。VTuber(バーチャルYouTuber)とは、配信者が顔出しをする代わりに3Dモデルを使用して、動画を撮影するYouTuberのことです。

Unityは3Dグラフィックの機能性が高いため、配信者の動きと連動したリアルな動画を撮影できます。ここでは、Unityの機能を最大限に活用した、VTuberのモーション事例を紹介します。

「恋愛サーキュレーション」

「恋愛サーキュレーション」の3Dアニメーションには、Unityの機能が最大限に活用されています。顔の表情や服・髪の毛の動きなども、Unityのアニメーション機能で実現しているようです。Unityのアニメーション機能はゲームのキャラクターにはもちろんのこと、映像作品にも活用できるという代表的な事例だといえるでしょう。

Unityの学習難易度

Unityの学習難易度

Unityと類似するゲームエンジンには「Unreal Engine」がありますが、UnityはUnreal Engineより習得しやすいといえるでしょう。なぜなら、Unityで使用するプログラミング言語は「C#」だからです。

Unreal Engineでは「C++」というプログラミング言語を使用しますが、こちらは非常に難易度が高く、プログラミング初心者には習得が困難。C#はC++から発展した言語ではありますが、他言語の「モダン」な要素を数多く取り入れているため、効率的なプログラミングができます。

さらに、Unityはアセットストアが充実しているため、工数がかかるグラフィックやサウンドの制作を省略可能。少人数でもハイクオリティなゲームを制作できるため、インディーズや小規模スタジオでUnityが重宝されています。

実際に、Unityでゲームを作る小学生もいるほど、Unityは扱いやすいゲームエンジンです。ゲームクリエイター・ゲーム関連のエンジニアになりたい人は、ぜひUnityを学習しておくといいでしょう。

Unityを学ぶなら

Unityを学ぶなら

Unityを習得するためには、正しい方法で学習することが大切です。本章では、Unity習得に効果的な下記3つの方法について、それぞれの方法の特徴やメリット、注意点などを解説します。

  • 自己学習の場合
  • スクールで学ぶ場合
  • すでにスキルはあるので転職をしたい場合

自己学習の場合

Unityは独学でも十分に習得できるゲームエンジンです。独学でUnityを学ぶ場合は、書籍や参考書、オンライン学習サービスや動画教材などさまざまな媒体を活用できます。ただし、Unityの機能は多岐にわたるため、ゲーム制作に必要な機能を網羅できる方法で学習することが大切です。そのため、ひとつの学習方法に絞り込むのではなく、書籍とオンライン学習サービスなど複数を組み合わせるのがおすすめ。

なお、Unityを専門的に扱えるようになるためには、前述したようにC#の習得が欠かせません。C#の独学には書籍の活用がおすすめです。下記2つの書籍はとくに人気が高いため、ぜひ参考にしてみてください。

  • 『独習C# 第3版』
  • 『実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン』

独習C# 第3版』は、C#の基本的な知識をゼロから学べる書籍。プログラミング経験がなくても理解しやすく、サンプルプログラムも充実していることが魅力です。C#を初めて学習するときは、本書からチャレンジしてみるといいでしょう。

独習C# 第3版

引用元:Amazon

実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン』は、C#の実践スキルを学べる書籍。応用力がなければUnityでゲーム制作ができません。本書で実践的なイディオムや定石を身につけておくと、より高度なゲームクリエイターとして活躍できるでしょう。

実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン

引用元:Amazon

独学のメリットは、自分ペースで自由に学べることや知識が定着しやすいことです。問題や疑問の自己解決や情報収集が得意な人は、独学でのUnity習得がおすすめです。ただし、独学の場合はすべてを自分で解決しないといけないため、挫折してしまう可能性があることに注意してください。

スクールで学ぶ場合

Unityはプログラミングスクールで学習することもできます。プログラミングスクールというと、「プログラミング言語を学ぶ場所」というイメージがあるかもしれません。しかし、実はUnityのようなゲームエンジンや、各種ソフトウェアの使い方を学ぶこともできるのです。

国内にはさまざまなプログラミングスクールがありますが、Unityのコースがあるプログラミングスクールに通えば短期間で効率的にUnityが学べます。独学は自由に学習できることが魅力ですが、挫折しやすいことがデメリット。プログラミングスクールに通えば、専門知識がある講師がわかりやすく教えてくれるため、初心者でも安心して学べるでしょう。

また、ほとんどのプログラミングスクールでは転職支援サービスが提供されており、自身のスキルや目的に合う転職先を紹介してくれます。Unityを効率的に学んでゲームクリエイターとしてキャリアを歩みたい人は、ぜひUnityが学べるプログラミングスクールに通うことをおすすめします。

すでにスキルがあるので転職をしたい場合

すでにUnityを習得している人や、実務に十分なスキルがある人は、ぜひ早めに転職してみることをおすすめします。しかし、実務経験のない人がITエンジニアの求人を獲得するのは容易ではありません。「転職エージェントサービス」を活用すれば、そのような悩みを解決することができます。

IT業界の人手不足は深刻で、多数の企業がIT関連の実務経験がない人を採用しています。ゲームやグラフィック関連の業界でも同じなので、今から転職を目指すのは決して不可能ではありません。とくに転職エージェントサービスはサポート体制が整っているため、自分の理想に合う求人を探すことができるでしょう。

また、転職エージェントサービスによってはハイクラス案件を紹介してもらえることもあります。ITエンジニアやゲームクリエイターとして、新たなキャリアを手に入れたい人は、ぜひ転職エージェントに登録してみましょう。

Unityのプログラミングが学べるスクールや転職をお考えの方へ

Unityのプログラミングが学べるスクールや転職をお考えの方へ

Unityは汎用ゲームエンジンで、プラットフォームやジャンルに関わらずゲームを制作することができます。Unityの魅力は、プログラミングやゲーム制作の経験がなくても、ハイクオリティなゲームを気軽に作れることです。ゲーム関連のエンジニアとして活躍したい人は、ぜひUnityを習得するための学習を始めてみましょう。

ただし、Unityには膨大な機能が備わっているため、ゲーム制作に必要な知識とスキルを身につけるのは容易ではありません。書籍やオンライン学習サービスによる独学も効果的ではありますが、プログラミングスクールでUnityを学ぶのがおすすめです。本記事では最後に、プログラミングが学べるプログラミングスクールや、転職に有利な転職エージェントサービスを紹介します。

現役エンジニアによるオンラインプログラミングスクール|CodeCamp

現役エンジニアによるオンラインプログラミングスクール|CodeCamp

引用元:CodeCamp

CodeCamp」は、現役エンジニアが実践的なスキルを教えてくれるプログラミングスクール。これまで50,000名以上が受講し、同校の教育プログラムが300社以上のIT企業で採用されたなど、さまざまな実績があります。CodeCampの料金プランの詳細は下記のとおりです。

料金プラン名 2ヶ月プラン 4ヶ月プラン 6ヶ月プラン
料金(税込) 165,000円 275,000円 330,000円
入学金(税込) 33,000円 33,000円 33,000円
受講期間 60日間 120日間 180日間
向いている人 1日でも早くWebプログラミングを習得したい人 無理なく自分のペースで学習を進めたい人 仕事や学業と両立して、しっかり学習したい人
学習カリキュラム HTML
CSS
JavaScript
jQuery
PHP
Laravel

専門知識があるエンジニアから手厚いサポートを受けられることや、課題の添削サービスを無制限に受けられることが魅力。仕事と両立しやすいカリキュラムなので、時間と場所を選ばず気軽に学ぶことができるでしょう。未経験からWebエンジニアになりたい人は、「CodeCamp」がおすすめです。

Webエンジニア就職に強いプログラミングスクール|RUNTEQ(ランテック)

Webエンジニア就職に強いプログラミングスクール|RUNTEQ(ランテック)

引用元:RUNTEQ(ランテック)

RUNTEQ(ランテック)」は、Webエンジニアに必要な知識を学べるプログラミングスクール。圧倒的な学習量や「バディ制度」などのシステムに定評があります。キャリアアドバイザーの転職サポートや、ポートフォリオ作成サポートなど手厚いサポートも魅力。RUNTEQ(ランテック)の料金プランは下記のとおりです。

料金プラン名 Railsエンジニアコース Railsマスターコース Webマスターコース
料金(税込) 327,800円 382,800円 437,800円
想定学習時間 780時間前後 900時間前後 1,000時間前後
受講期間(最大) 6か月 8か月 9か月
必要な事前学習時間(最大) 200時間 100時間 不要
向いている人 Railsの基礎を網羅している人 HTMLやRailsの基礎を習得している人 プログラミング全初心者の人

いずれの料金プランでも、専門知識があるスタッフと毎月2回まで面談できます。同校の転職サポートは、ポートフォリオの作成に注力しています。企画段階からアドバイスを受けられるので、スキルをアピールするために効果的なポートフォリオを作成できるでしょう。Webエンジニアを目指す人は「RUNTEQ(ランテック)」を検討してみてください。

即戦力のスキルを身につけるプログラミングスクール|DMM WEBCAMP 学習コース(旧:SKILLS)

即戦力のスキルを身につけるプログラミングスクール|DMM WEBCAMP 学習コース(旧:SKILLS)

引用元:DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP」は、最短3か月でITエンジニアを目指せるプログラミングスクール。未経験者がエンジニアになるために必要な知識を、効率的に習得できるカリキュラムが組まれています。IT関連の経験がない人でも安心して通える、DMM WEBCAMP COMMITで選べる料金プランは下記のとおりです。

プログラミングコース名 短期集中コース 専門技術コース
概要 未経験から最短ルートでITエンジニアを目指す AI技術に必要な専門的なスキルを身につける
サポート 完全無料の転職サポート 完全無料の転職サポート
受講期間 3か月 4か月
費用(税込) 690,800円
(実質640,800円)
910,800円
(実質340,800円)

いずれもキャッシュバックがあるので、非常にお得な料金で受講できることが魅力です。また、専門技術コースでは4か月目になると「専門技術」を学べるようになります。

専門技術 AI教養 クラウド教養
学習内容 ・ディープラーニング
・評判分析
・数学と統計学
・モデルの構築

AIやクラウド関連の分野は大きな注目を集めているため、このプログラミングスクールで必要な知識を身につければ、大幅なキャリアアップも可能です。最先端の分野で活躍できる高度なエンジニアになりたい人は、「DMM WEBCAMP」を受講してみましょう。

【リクルートダイレクトスカウト】|株式会社リクルートキャリア

【リクルートダイレクトスカウト】|株式会社リクルートキャリア

引用元:リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト」は、年収800万円以上のハイクラス求人に特化した転職エージェントサービス。ベンチャー企業や大手企業など、高収入を狙える案件が豊富です。「スカウトサービス」なので難易度は高いですが、スキルに自信がある人に向いています。リクルートダイレクトスカウトの特徴は下記のとおりです。

転職エージェント名 リクルートダイレクトスカウト
運営企業 株式会社リクルートキャリア
求人数 30,078件
おすすめポイント 年収800~2,000万円のハイクラス求人が多数ある

IT分野の経験がない人でも応募できる求人があるため、未経験者でも転職できる可能性はあります。なお、ITエンジニアの転職ではポートフォリオ(成果物)の提示が重要です。習得した知識とスキルを活かして、高品質なポートフォリオでアピールしてみましょう。ハイレベルなエンジニアになりたい人は、「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。

IT/Webエンジニアの転職なら【転職ドラフト】|株式会社リブセンス

IT/Webエンジニアの転職なら【転職ドラフト】|株式会社リブセンス

引用元:転職ドラフト

転職ドラフト」は、ITエンジニアに特化した転職エージェントサービスです。転職ドラフトが他社と大きく異なるのは、登録しているエンジニアを企業側が「指名」して、年収などの条件を提示することです。いわばプロ野球の「ドラフト」のようなシステムだからこそ、転職ドラフトという名称なのでしょう。

エンジニア側は現職の詳細情報や住所氏名などを公表せずに、企業のドラフト選考に臨むことができます。そのため、自身の知識やスキルが業界でどれくらい評価されるかという、正当な「市場価値」を測れることが魅力です。ただし、転職ドラフトに登録するためには審査に通過する必要があるため、それなりのスキルを身につけないといけません。

また、転職ドラフトでは転職エージェントによるサポートがないことにも注意が必要です。一方で、履歴書の書き方はサポートしてくれるため、今後の転職活動に役立つ「気づき」も得られるでしょう。自身の知識やスキルに自信がある人は、ぜひ転職ドラフトに登録してみてください。

アクセスランキング 人気のある記事をピックアップ!

    コードカキタイがオススメする記事!

    1. 子供におすすめのプログラミングスクール10選!学習メリットや教室選びのコツも紹介

      2024.01.26

      子供におすすめのプログラミングスクール10選!学習メリットや教室選びのコツも紹介

      #プログラミングスクール

    2. 【完全版】大学生におすすめのプログラミングスクール13選!選ぶコツも詳しく解説

      2022.01.06

      【完全版】大学生におすすめのプログラミングスクール13選!選ぶコツも詳しく解説

      #プログラミングスクール

    3. 【未経験でも転職可】30代におすすめプログラミングスクール8選!

      2024.01.26

      【未経験でも転職可】30代におすすめプログラミングスクール8選!

      #プログラミングスクール

    4. 初心者必見!独学のJava学習方法とおすすめ本、アプリを詳しく解説

      2024.01.26

      初心者必見!独学のJava学習方法とおすすめ本、アプリを詳しく解説

      #JAVA

    5. 忙しい社会人におすすめプログラミングスクール15選!失敗しない選び方も詳しく解説

      2024.01.26

      忙しい社会人におすすめプログラミングスクール15選!失敗しない選び方も詳しく解説

      #プログラミングスクール

    1. 【無料あり】大阪のおすすめプログラミングスクール14選!スクール選びのコツも紹介

      2022.01.06

      【無料あり】大阪のおすすめプログラミングスクール14選!スクール選びのコツも紹介

      #プログラミングスクール

    2. 【目的別】東京のおすすめプログラミングスクール20選!スクール選びのコツも徹底解説

      2024.01.26

      【目的別】東京のおすすめプログラミングスクール20選!スクール選びのコツも徹底解説

      #プログラミングスクール

    3. 【無料あり】福岡のおすすめプログラミングスクール13選!選び方も詳しく解説

      2024.01.26

      【無料あり】福岡のおすすめプログラミングスクール13選!選び方も詳しく解説

      #プログラミングスクール

    4. 【徹底比較】名古屋のおすすめプログラミングスクール13選!選び方も詳しく解説

      2024.01.26

      【徹底比較】名古屋のおすすめプログラミングスクール13選!選び方も詳しく解説

      #プログラミングスクール

    5. 【徹底比較】おすすめのプログラミングスクール18選!失敗しない選び方も徹底解説

      2024.01.26

      【徹底比較】おすすめのプログラミングスクール18選!失敗しない選び方も徹底解説

      #プログラミングスクール