Ruby

最終更新日: 2022.11.11 (公開: 2022.04.26)

Rubyとはどんな言語?基本構文や環境構築手順について解説

Rubyとはどんな言語?基本構文や環境構築手順について解説

Rubyは、日本の技術者によって開発された、現在注目されているプログラミング言語の一つです。コードの自由度が高く、難易度が他の言語と比べて低いため、未経験者が初めて学ぶプログラミング言語としても選ばれています。Rubyの基本的な構文にはどのようなものがあり、どのような手順でRubyの実行環境を構築すれば良いのでしょうか。

本記事ではRubyの基本情報から、基本構文、実際に実行できる環境構築手順を紹介します。本記事を読むことで、Rubyの学習準備をスムーズに進めることが可能です。

Rubyとは

Rubyとは

Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発され、1995年に一般公開されたプログラミング言語です。PerlやSmalltalk、Eiffel、Ada、Lispの特徴を掛け合わせて開発されました。まつもとゆきひろ氏曰く、Rubyはシンプルなものではなく、自然なものを目指して開発されており、短い構文でも複雑な処理を行えるのが特徴です。

また、Rubyは柔軟性の高い言語としても知られています。一般的には機能が定められている演算子であっても、Rubyの場合はその演算子を削除して、別の言葉で再定義することができます。例えば、足し算を計算する場合、加算演算子「+」を用いるのが一般的です。しかしRubyでは、「+」の機能を「plus」という単語に再定義して使用することができます。

Rubyの開発環境構築手順

Rubyの開発環境構築手順

Rubyでは基本的に、RubyInstallerをダウンロード、実行するだけで、開発環境の構築を行えます。他のプログラミング言語に比べて、Rubyの開発環境構築手順はシンプルです。そのため、プログラミング未経験者でも、簡単に開発環境を手に入れられます。ここからは、Rubyの開発環境構築の手順を詳しく解説します。

RubyInstallerのダウンロード

まずは、RubyInstallerのダウンロードを行います。RubyInstallerをインストールする際は、WITH DEVKIT版をインストールするようにしましょう。

Rubyは、WITH DEVKIT版とWITHOUT DEVKIT版に分かれています。これら2つのバージョンは、Rubyのパッケージ管理システムである、RubyGemsを導入できるか否かという点に違いがあります。RubyGemsを導入するには、WITH DEVKIT版のRubyが必要です。そのため、特別な理由がない限りは、WITH DEVKIT版のRubyのインストールをおすすめします。

自分のパソコンのビット数に合った、WITH DEVKIT版の最新バージョンのRubyInstallerをインストールするようにしましょう。

Rubyがインストールできたかを確認する

RubyInstallerのダウンロードが終わったら、Rubyを正常にインストールできたかを確認します。Windowsでは「コマンドプロンプト」、macOSでは「ターミナル」を使用することで、Rubyをインストールできたかどうかの確認が可能です。

コマンドプロンプトまたはターミナルの画面で、「ruby -v」と入力してEnterキーを押します。画面上にインストールしたRubyのバージョン番号が表示されれば、正常にRubyのインストールが行われています。

Rubyの基本構文を紹介

Rubyの基本構文を紹介

ここからは、Rubyの基本構文を紹介します。なお、Rubyのプログラム実行ファイルの拡張子は「.rb」です。「sample.rb」というファイルを実行する場合、以下のコマンドで実行します。

$ruby sample.rb

Rubyの基礎文法

ここからは、Rubyで実際にコードを書いていきます。まずは、”Hello World”を出力するコードを紹介します。

puts “Hello World”

コードを書く際、一般的にコードの文末には「;(セミコロン)」が必要です。しかし、Rubyでコードを書く場合、文末のセミコロンは必要ありません。上記のコードを実行すると、以下のような結果を得られます。

Hello World

Rubyにおける変数の考え方

プログラミングにおいて、変数とはあるデータを一時的に格納するための文字列を指します。通常、プログラミングで変数を宣言する際、データ型を一緒に宣言します。しかし、Rubyには変数の型が存在しないため、変数を宣言する際にデータ型の宣言がいらないです。そのため、以下のような変数の宣言が可能です。

sample  = “Hello World”
puts sample

上記のコードの実行結果は、以下のとおりです。

Hello World

Rubyの数値演算

Rubyで数値演算を行う際に、使用する演算子は以下のとおりです。

演算子 処理内容
+ ある値同士を足す
ある値からある値を引く
* ある値同士をかける
/ ある値をある値で割る
% ある値をある値で割った余りを出す
** ある値をべき乗する

Rubyのコメントアウト

Rubyで文章のコメントアウトをする場合、文頭に「#(シャープ)」を入力します。また、「=begin」と「=end」で文章を挟むと、複数行にわたる文章のコメントアウトも可能です。実際にコメントアウトを活用すると、以下のようになります。

#”Hello Wrold”を出力
puts “Hello World”

=begin
複数行にわたる
コメントアウトが可能
=end

上記のコードを実行すると、以下のような実行結果を得られます。

Hello World

Rubyを学ぶのに最適な学習サービス、プログラミングスクールを紹介

Rubyを学ぶのに最適な学習サービス、プログラミングスクールを紹介

実際にRubyを学ぶ際、どのような学習サービスやプログラミングスクールを利用すれば良いのでしょうか。ここからは、Rubyを学ぶのに最適な学習サービスやプログラミングスクールを紹介します。

20分ではじめるRuby

20分ではじめるRubyは、Rubyの公式サイトで公開されている学習サービスです。タイトル通り20分程度で一通り読み通せる、Rubyのチュートリアルになっています。20分ではじめるRubyを読むことで、基本文法や簡単な計算方法、コードのグループ化の方法を学べます。

DMM WEBCAMP COMMIT/PRO ※afb

DMM WEBCAMP COMMIT/PRO ※afb
受講料(税込) 短期集中コース(12週間)

月額料金:15,500〜円/月

(初回のみ20,843円)

総額:690,800円

専門技術コース(16週間)

月額料金:20,500〜円/月

(初回のみ23,723円)

総額:910,800円

就業両立コース(24週間)

総額:756,800円

受講形式 オンライン完結型
特徴 ・ライフスタイルらモチベーションに合わせて、3つのコースを選べる

・受講後の転職成功率98%

DMM WEBCAMP COMMITは、最短3ヶ月で未経験からITエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。DMM WEBCAMP COMMITでは、DMM WEBCAMPが独自開発したオンライン教材でプログラミング学習を進められます。

このオンライン教材によって、Rubyだけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を学べます。また、専門技術コースか就業両立コースを選ぶと、AIやクラウドについて学習することも可能です。

ポテパンキャンプ ※a8

ポテパンキャンプ ※a8
受講料(税込) Railsキャリアコース(20週間)

月額料金:13,900〜円/月

(初月は17,212〜円)

一括料金:440,000円

受講形式 オンライン完結型
特徴 ・Webエンジニアに特化

・転職成功者のWeb系開発企業内定率100%

ポテパンキャンプは、未経験からWebエンジニアへの転職を目指せるプログラミングスクールです。ポテパンキャンプが提供している「Railsキャリアコース」では、学習2ヶ月目にRubyの基礎学習、学習3ヶ月目にRuby on Railsの基礎学習を受けられます。

Rubyの学習の前に、学習1ヶ月目でHTMLやCSS、JavaScriptの基礎学習を受けられるため、プログラミングの基礎を鍛えた上で、Rubyを学べます。また、Railsキャリアコースには、ポートフォリオ作成がカリキュラムに組み込まれています。そのため、Rubyを始めとしたプログラミングの応用力も鍛えることが可能です。

RUNTEQ(ランテック)※afb

RUNTEQ(ランテック)※afb
受講料(税込) Webマスターコース

月額料金:21,000〜円/月

(初月は23,097〜円)

一括料金:437,800円

受講形式 オンライン完結型
特徴 ・800〜1000時間を誇る、圧倒的な学習量

・完全オリジナルのポートフォリオを作成可能

RUNTEQ(ランテック)は、Web系開発のノウハウを学ぶことができるプログラミングスクールです。RUNTEQが提供する「Webマスターコース」では、Web系開発エンジニアに必要なスキルや知識を身につけられます。RubyやRuby on Railsについて、入門から基礎、応用までじっくり学ぶことが可能です。

また、HTMLやCSSから、データベース、サーバなど、IT技術について学習完了までに800〜1000時間かかるほどの膨大な量を学べます。また、完全オリジナルのポートフォリオも作成できるため、膨大なインプットを応用する技術を磨くこともできます。

SAMURAI ENGINEER Plus+ ※アクセストレード

SAMURAI ENGINEER Plus+ ※アクセストレード
受講料(税込) ライトプラン(毎月1回レッスン)

月額3,278円

ベーシックプラン(毎月2回レッスン)

月額6,028円

プレミアムプラン(毎月4回レッスン)

月額10,978円

受講形式 オンライン完結型
特徴 ・チケット1枚あたり60分間のレッスンを受けられる、チケット制レッスン

・Q&A掲示板による悩み解決

・実践型教材が40種類以上

SAMURAI ENGINEER Plus+は、自分のペースでプログラミングを学べる、月額制のプログラミングスクールです。プランに合わせて月に受けられるレッスン数が決まっており、その範囲内であれば好きなだけレッスンを受講できます。使用される教材は40種類以上の実践型教材であり、RubyやRuby on Railsに関する教材も多数用意されています。

また、プログラミング学習で生じた疑問点を即座に解決できる、Q&A掲示板も用意されています。Q&A掲示板では、プログラミング学習における具体的な疑問だけでなく、「学習を効率的に進めるにはどうすれば良いか」といった抽象的な疑問にも回答しています。

これから学習する言語としてRubyはおすすめ

これから学習する言語としてRubyはおすすめ

Rubyは、Web開発やスマートフォンのアプリ開発などに活用されています。そのため、Rubyの開発案件は豊富に存在しており、これから学習すべき言語であると言えるでしょう。また、Rubyは自由度が高く難易度が低いプログラミング言語であるため、プログラミング学習を始める人におすすめな言語とも言えます。

プログラミングを学びたいけれど、どのプログラミング言語を学べば良いかわからない方は、Rubyからプログラミング学習を始めてみてはいかがでしょうか。

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